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この証言が事実であれば、部隊が所在する札幌市から演習場までの200キロを、30人余りの隊員が実弾(通常、1隊員が携行する弾は180発)を空包だと思って緊張感なく持ち歩いていたことになる。高速道路のサービスエリアで休憩する迷彩服姿の自衛官を目にする機会もあるが、そんな彼らが実弾を持ったまま、あるいはトラックに銃と実弾を放り込んだままだとしたら恐ろしい。
「今回、不幸中の幸いだったのは、事故を起こした部隊が輸送科部隊だったことです。北海道の同隊は、戦車を演習場まで運ぶのが仕事で、あまり戦闘技術は高くない。だから、対襲撃訓練でひとりも死者が出なかった。これがもし戦闘技術の高い普通科(歩兵部隊)やレンジャーだったら、最初の一撃で数人が死亡していたはずです。もっとも、そういう部隊は空包と実弾を間違えるなどというミスは起こさないでしょう」(同)
陸自は速やかに調査結果の全容を公表するとともに、緊張感をもって任務に当たってほしいものだ。
(文=編集部)
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