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こういうのは経験してわかることなのかもしれませんが、「やっぱりベテラン秘書の助言は重要だ」と思った瞬間でもありました。その新人議員さん、よく見たら会派の重鎮の意見を聞かず、“お友だち”を秘書にしている議員さんでした。秘書たちも、心の中でツッコミを入れつつ「やっぱりねー」と納得していたのかもしれません。
余談ですが、通常国会の冒頭で首相が1年の抱負を述べる演説を「施政方針演説」といいます。そのほかの国会では「所信表明演説」といいます。正直、「意味が通じれば、どっちでもいいだろう」と思いますが、これを言い間違うと委員部の職員に毎回直されます。そのため、神澤はいまだに混乱しています。
今年の安倍晋三首相の施政方針演説にはなんとなく力強さが感じられず、次期自民党総裁選挙に不穏な空気を感じたのは神澤だけでしょうか。世間の関心はすっかり政治から離れてしまっていますが、今国会では波乱が起きそうな予感もあります。活発な議論が行われることを期待しつつ、予算編成に注目していただきたいと思います。
(文=神澤志万/国会議員秘書)
『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。
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