結婚詐欺疑惑の後藤田正純議員と妻・水野真紀、離婚はありえない理由…お互いの付加価値を利用
自民党の後藤田正純衆院議員が、「結婚詐欺」によって心身を傷つけられたと主張する女性から訴えられたと、「週刊文春」(文藝春秋/11月22日号)で報じられた。後藤田氏といえば、美人女優の水野真紀さんを妻にしていることで有名だが、2011年6月にも銀座ホステスとの“ハレンチ写真”が「FRIDAY」(講談社)に掲載されており、水野さんが愛想を尽かして離婚するのではないかと危惧する声もあるようだ。
しかし、その確率は低いと私は思う。というのも、この2人は互いに相手のブランド力が自分にもたらす付加価値に期待して、「戦略的パートナーシップ」で結びついた夫婦のように見えるからだ。
後藤田氏からすれば、美人女優の妻は大きなブランド力を持つはずで、その妻の選挙応援は重要な付加価値になるだろう。水野さんとしても、「代議士の妻」という肩書は自分に箔を付けてくれると感じているからこそ、選挙期間中は真っ黒に日焼けするほど選挙区中を飛び回るのではないか。
かつて「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」と言われていた水野さんは、今でもきれいで品がある。とはいえ、もうアラフィフなので、若い頃のようにドラマに立て続けに主演というわけにはいかないだろう。その水野さんにとって、女優であると同時に「代議士の妻」でもあることは大事な箔付けだから、手放すのは論外のはずだ。
「必ず総理大臣になる」という共同幻想
しかも、後藤田氏には「いずれ内閣総理大臣になりたい」という野心があるようだ。今回、後藤田氏を訴えた女性は、「週刊文春」の取材に「『僕は必ず総理大臣になるから、ずっと一緒に側にいて<後藤田正純を内閣総理大臣にした女>という本を出してほしい』と真剣に話す彼の言葉を信じてしまいました」と証言している。事実とすれば、後藤田氏は総理大臣になる気満々のようだが、実は水野さんこそ<後藤田正純を内閣総理大臣にした女>になりたいと願い、安倍昭恵夫人のように総理夫人として夫の外遊に同行する日を夢見ている可能性が高い。
この総理大臣になる夢を後藤田夫妻が共有している限り、離婚はありえないと私は思う。これだけ女性スキャンダルが続いたら、総理候補としては厳しいのではないかというのは、外野の意見にすぎない。後藤田氏本人が「僕は必ず総理大臣になる」と確信し、それに水野さんが共感して同じ夢を見続けている限り、婚姻関係を継続するだろう。