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●公明党が橋下市長と共闘?
公明党の支持母体である創価学会のある要職者は、橋下市長との政治関係についてこう話す。
「大阪という土地は、学会にとっては重要な地域。だから、あまり乱世のような状況が続いては困る。大阪都構想問題では、その区割りでいろいろな意見があるが、もし橋下市長が、学会が支援している公明党の得意とする福祉面の政策を大幅に取り入れ、真摯に耳を傾けてくれると約束するのであれば、学会として、橋下市長に協力するように公明党に指示を出す用意がある」
この創価学会の要職者は、公明党と橋下市長が代表を務める日本維新の会とは政策面で大きな隔たりがあることを認めた上で、「国政と地方政治は違う。是々非々で対応したい」と重ねて話す。
現在、市長会派である大阪維新の会は32議席、対する第2党の公明党以下野党全体で54議席と、市長にとって厳しい市議会運営を強いられている。もし、19議席を持つ公明党が市長会派に回れば大きな発言力を持つことになるのは明らかで、公明党にとってメリットが大きい。
「選挙も終わり、戦いはノーサイドだ。公明党の市議会議員は、市長と対話を重ねて、何が市民にとっていいことなのかを、今一度よく考えてもらいたい」(同)
選挙巧者、政局判断に長けていると評される公明党。選挙後の大阪市政では、どう立ち回るのか。今度の動向から目が離せない。
(文=編集部)
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