――考え得るリスクとその対処法はなんでしょう?
山口 日本人はお金に対する考え方が甘いので、リスクを考えず「必ず儲かる」と思ってやるんです。でも、リターンが見込めるものには、必ず「リスク」があります。銀行預金はローリスクローリターンですが、「ハイリターン」を謳うものは、それと同等のリスクがある事実を許容しないといけない。そこで「リスクは嫌だ」という方は、リターン、投資を捨てた方がいいのです。でも、ボクがその後に言うのは、「投資は自分でコントロールできる」ということ。
FXでもなんでもそうですが、資産をいくら入れるか決めるのは自分。レバレッジによりFXで損をしたと言うけれど、結局決めたのは自分自身です。ボク自身がリスクコントロールの第一歩として伝えているのは、「全体の資金の10分の1から10分の2を投資に振り分ける」ということ。100万円あったら20万円をFXの口座に入れて、さらにその20万円の10分の1しかトレードに使わないようにしていく。それが大事なんです。それを具体的にイメージできない初心者の方は多いので、10分の1や5分の1を「一応の目安」として決めて伝えています。これをやると資産はほとんど傷付きません。
FXなどは、ちゃんとした手法を学んでしっかりと資金管理、リスク管理すれば、1年で2倍や5倍にするのは難しくありません。一攫千金を目指して、いきなりこれを50倍にしたいと人間思ってしまうんですが、それは止めてほしいのです。欲があると必ずリスクも大きくなってしまうので、自分でコントロールして自分の見える範囲でやる。そのスキルを数カ月で学べるのならば、投資を学ぶ価値はあると思います。
――山口会長、そしてクロスグループが、これから目指すところ、ビジョンとは?
山口 全体のミッションとしましては、企業資産を構築することに邁進して、それを新たな事業、新たな雇用創出のために使い、世の中に資金の還流を生み出す、そういう存在で在り続けることです。その結果、将来的に達成するビジョンは、世界規模の企業グループを作るということ。なぜ世界かというと、日本で一番と考えたら達成できる可能性が見えてしまうため。「常に不十分」でないと成長が促されない。だから世界規模なのです。多角経営を見据え、一つの会社、ブランドをある程度まで上げて、資金を別の事業に分散してポートフォリオを組むというのが一番。エネルギーは分散するので、企業の成長スピードは落ちますが、10年後20年後を考えたら、一個だけに特化するリスクよりも幅広く事業を展開した方が、ゆっくりでも安定感はありますからね。
――では最後に、「投資をやってみたい」という方へのメッセージをお願いします。
山口 週2、3回のメルマガで、トレードの具体的な戦略や先ほどのインフレの事などを音声で無料発信(http://fx-jin.jp/mailmag)しているので、ビジネスパーソンはもちろん、小中高大と子どもへの教育も含めてできるだけ多くの方に聞いていただければ嬉しいです。
投資に触れない人生も長い目で見たらリスク、また、触れすぎる人生もリスクなので、そこに若い内から気付いて投資人生をスタートしてください!
●クロスリテイリング株式会社
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