「好きなものが買えない」「結婚できない」「老後が怖い」などなど、お金の悩みは深い。
その原因については人それぞれ思い当たることがあるだろう。
「給料が上がらないから」と会社のせいにしてしまうのは簡単だが、その前に自分の生活を振り返ってみよう。
給料が高かろうが低かろうが、いつも手元にお金がないとこぼす人はいる。「金持ち」か「貧乏」かは所得の高低が決めるわけではないのだ。
以下は『世界の超一流から教えてもらった「億万長者」思考』(稲村徹也著/日本実業出版社刊)で紹介されている「貧乏メンタル」な人の特徴だ。思い当たる点が多いなら、収入以前に「自分で自分を貧乏にしてしまっている可能性がある。
◇ ◇ ◇
1.無理をして食費を切り詰める
2.中古品や型落ち品が好き
3.他人の能力や手柄を認めない
4.現状を維持したがる(収入が下がった時も相応の生活レベルには下げたがらない)
5.住居が格安物件なのに車は高級車
6.高級車を所有したことがないのに、所有したことがあるかのように車の良さを話す
7.冠婚葬祭や季節イベントに多額の出費をする
8.自分が物質的に得を感じることにしかお金を出さない
9.お金を粗末に扱う(支払う時に店員に投げるように渡すなど)
10.高額(高級)商品を正規ルートで買った経験がない
11.利用経験もないのに高級店や高級品の知識だけ豊富
12.コンビニや100円均一での買い物が多い
13.収入の使い道が雑に決められている(貯蓄に回す余裕を作れない、借金を作りやすいなど)
14.環境の変化を嫌って地元から出たことがない
15.貧乏自慢をする
16.他人にジェラシーを感じやすい、他人を蹴落とそうとする
17.何事によらず、がめつい
18.借りたものをきちんと返却しない
これらはすべて「貧乏人マインド」の人の行動だ。
「無理をして食費を切り詰める」のは、数十円の節約のために将来の健康を犠牲にする行為であり、「中古品や型落ち品が好き」なのはそれらを探す手間によって生産的な行動をする時間を奪われている。「貧乏」の原因は低収入だけではない。大部分は自分のマインドと行動習慣にあるのだ。
もちろん「貧乏人マインド」があるからには「億万長者マインド」もあり、これらを取り入れて生活の中に組み込むことで、貧しくなる一方だったサイクルは逆回転をはじめることになる。
本書では、ジェイ・エイブラハム(全米一のマーケティングコンサルタント)、JTフォックス(世界トップクラスのウェルスビジネスコーチ)、ロッキー・リャン(中国で大成功を収めた起業家)、アンドリュー・カーネギー(鉄鋼王)など、古今東西の偉人たち94の名言や人生哲学を参照しながら、人付き合いやお金の使い方、仕事の方法など多岐にわたって「億万長者マインド」「億万長者の行動パターン」「人生の成功哲学」を解説していく。
お金に悩まされっぱなしの自分を変えたいならば参考にしてみてはいかがだろうか。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。