杉原 なるほど、勉強になります。では、会社員が起業をする際の落とし穴や「こうしたらうまくいく」といったポイントがあれば、教えていただけますか?
森下 そうですね……。会社員の場合、最初はより稼げるものを選ぼうとする傾向が強いのではないでしょうか。実際には、きちんとした知識とスキルがあればどんな業界でも稼ぐことはできるのですが、そうではなくて「何が稼げるか?」と考えてしまう。自分の持っている要素よりも、ビジネスモデルが先行してしまうのです。
最初にきちんと知識やスキルを身につけて、それを活かせるビジネスを始めれば、だいたいは成功しますよ。また、よく「自分にもできるのでしょうか?」という相談を受けるのですが、「ちゃんとやれば、誰にでもできる」というのが答えです。不安があるのもわかりますが、怖がりすぎずに挑戦してみるべきだと思います。人生、一度きりですから。
可能性にふたをせず、起業にチャレンジ!
杉原 とにかくチャレンジしてみて、トライ・アンド・エラーで知識やスキル、経験を積み重ねていけば、誰にでも成功のチャンスはあるということですね。それでは、最後に起業を志す人にメッセージをお願いします。
森下 私は実家も自営業ではなかったので、なんの疑問も持たずに会社員になりました。それでも、「会社に依存せず自分の力で稼いで、自分で自由にワーク・ライフ・バランスをつくっていきたい」と思い、そのために必要な知識やスキルなどを身につけたことで、今こうして順調に事業を行うことができています。起業はいつでもできるものなので、「自分には無理では」などと可能性にふたをせず、どんどんチャレンジしてほしいですね。
杉原 今は社員の副業を容認する会社も増えていますが、会社員が本業以外で収入を得るということのハードルは低くなっていますよね。私としては、女性の起業家が増えて、いろいろな業界で活躍されている姿を見たいです。本日はありがとうございました。
森下 こちらこそ、ありがとうございました。
――続く第3回では、森下氏のコンサルティングを受けて株式会社Pole Starを立ち上げた近藤太斗氏にお話をうかがいます。
(構成=日下部貴士/A4studio 写真=尾藤能暢)
※本記事はPR記事です。
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