2020年の東京オリンピック開催を見据えて日本人全体の英語熱が高まる中、インバウンド化が進み、日本を訪れる外国人観光客も激増。英語を使うシチュエーションやニーズは増える一方です。
しかし、まだまだ日本人には英語に苦手意識を持っている人が多数。
「間違えるのが恥ずかしい」
「そもそも英語を話す機会がない」
「日本語にどうしても訳して考えてしまう」
「忙しくて勉強する時間がない」
などなど、英語を使えるようになりたいと思いつつ勉強できていない人も、勉強しているのになかなか上達しない人も、少し自分にプレッシャーをかけてみるといいかもしれません。
英語教師歴30年の著者が教える「英語最短マスター術」
日本で約30年の英語教育歴のあるデイビッド・セインさんは、長年の経験から編み出した日本人がもっとも早く英語をマスターするための勉強法を『1日3分で英語がペラペラになる 加圧イングリッシュ』(アスコム刊)にまとめています。
そのメソッド「加圧イングリッシュ」とは、付属のCDに収録された、ネイティブがナチュラルな速さで読む英文を聞き、その英文の内容に関する質問(英語)に5秒以内に次々と答えるというもの。
「英語を話す時、頭の中の日本語を英語に翻訳しようとする」点は、長年日本人の英語の悪癖とされてきました。このやり方では、ネイティブの英語スピードには到底ついていけず、実際の会話で使えないからです。
しかし、英文を聞いて、すぐに質問に答えるという、プレッシャーのかかるルールに従ってトレーニングをしていくと、頭の中で日本語を思い浮かべる時間的な余裕がなく、必然的にはじめから英語で考えざるをえなくなります。
トレーニング自体は1日3分ほどですが、すぐに答えなければいけないということで、聞き取りに集中するようになり、自然にリスニングの精度も上がっていくというのがこのメソッドの大きな強み。「英語で考えて話す」という英語脳が鍛えられるため、日本人が苦手とする傾向がある「会話」に特化したメソッドだと言えます。
セインさんは、この勉強法を「短期間で英語を話せるようになりたい人」「お金をかけずに上達したい人」「英語学習にまとまった時間がとれない人」に向いているとしています。
「加圧イングリッシュ」をスタートするのに必要なものは全て本の中に収められているので、「今年こそは英語を身につけたい」という人も、「読み書きだけじゃなく、話せるようになりたい人」も、語学上達のための参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。