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「結論から先に言う」「理由から先に言う」効率がいいのは?

新刊JP
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※画像:『ビジネスパーソンのための「言語技術」超入門』(中央公論新社刊)

 聞く、話す、読む、書く…コミュニケーションをとる上で必要なこれらを正確に、効率的に操るために大切なのが「言語技術」である。


 言語技術は何に役立つのかというと、たとえば、以下の3つ。


1.端的な情報伝達
2.論理的思考力
3.ストレス耐性


 これらは、プライベートはもちろん、ビジネスの場など、さまざまな場面で活かすことができる力だ。

 

■日本のコミュニケーションの型と欧米の型


 『ビジネスパーソンのための「言語技術」超入門-プレゼン・レポート・交渉の必勝法』(三森ゆか著、中央公論新社刊)では、これまでに有名企業やサッカー協会などで言語技術を指導してきた三森ゆか氏が、社会に出てから使える本当の言語力を身につけるためのメソッドを紹介する。


 そもそも言語技術とは何か。


 言語技術とは、英語のLanguage Artsの訳語であり、文字から語彙、綴り方、文法、そして聞き方、話し方、読み方、書き方、考え方までを包括的に含む、言葉を操るための全ての技術の総称だ。


 では、対話の際に用いる言語技術はどんなものなのか。


 多忙な仕事の中で、効率よく対話をするには、そのための型を知る必要がある。一般に、日本型は「理由→結論の理由先行型」であるのに対して、欧米型は「結論→理由の結論先行型」なのだという。


 日本型の場合、理由が先に来て結論が後に来るということは、聞き手は最初に全体の見通しを与えられないまま理由を聞かなければならないことになる。最後に結論が出たところで、ようやく話の組み立てに合点がいくという形式が日本型だ。一方、欧米型は、最初に結論が提示されるので、全体の見通しが持ちやすい。ゴールが与えられているので、内容が頭に入りやすく、理解もしやすい。


 多忙な現代社会の中では、結論を伝えてからその理由を提示するという欧米型のコミュニケーションのほうがマッチするのかもしれない。


 この欧米型を身につけるには、4つのルールを守ること。


1.結論を最初に言う
2.結論を言う際は主語を入れる
3.理由を言う
4.結論の再提示をする


 これらを必ず守ることが、常に結論から情報を発信し、効率よく対話をする能力を身につけることにつながるという。


 プレゼンやレポート、交渉で使える言語技術を身につけることで、仕事の精度やコミュニケーション能力も高まる。長々と説明して「結局何が言いたいの?」と言われる心配もなくなるはずだ。(T・N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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