仕事も人生も成功している人は、どんな風に今の自分を作り上げたのか。彼ら彼女たちの人生戦略はタメになる。これから成功を掴むには、成功者の戦略を実践すればいいというのが『成功する人だけが知っている小さな自分という戦略』(井上裕之著、青春出版社刊)だ。
■「何者でもない自分」は武器である
才能もお金もまだ持っていないと感じている人は、実はむしろ都合がいい。
まだ成し遂げていない「小さな自分」を自覚し、ポジティブに捉えて武器として使うことができるからだ。そうすると、思考と行動が変わり、運も味方につけ、それが人生攻略へとつながる。これが成功する人がやっている戦略だ。
本書では、自分を小さくする戦略を使って「潜在意識をとことん使いこなす方法」「目標設定法」「影響力を強める魅力の高め方」「運の仕掛け方と回収法」「続ける技術、やめる技術」「知識とスキルの吸収法」を紹介する。
実力や積み重ねはもちろん大事だが、成功する人は運の力も借りている。小さな自分を自覚すると、偶然に頼らなくとも、運をコントロールできるという。
その方法が、自分のプロフィールをつくってみること。現状の自分の自己紹介を文章にすることで、自分に不足している部分が見えてくる。これだけで、自分が今は小さな存在であり、やれることがあると希望が持てる。
次に、自分のお手本となる憧れの人を見つけ、その人のプロフィールを調べる。自分のプロフィールとお手本となる人のプロフィールを見比べると、自分が得なければならない結果が見えてくる。そして、その人の人生を見ながら、未来についての自分のプロフィールを作成する。より詳しい情報を集められると、もしかしたら必要なつながりを与えてくれるかもしれない。
人とのつながりを作るときは、自分の欲しい情報を持ってきてくれる可能性がある人であること。どのつながりが「より結果を約束してくれるか」を考え、強いつながりをつかむ人が、運をつかむ人でもあるのだ。
まずは、自分を大きく見せようとせず、小さな自分を自覚すること。そうすることで、今の自分に必要なものは何かを知ることができ、運もつかみ、成功へと近づけるはずだ。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。