学校や塾で「教わるだけ」の受け身の学習だけでなく、家で主体的に「学ぶ」ことでモチベーションも上がり勉強が楽しくなり、成績もアップする。
そんな自宅学習の勉強法を紹介するのが『塾へ行かなくても成績が超アップ! 自宅学習の強化書』(葉一著、フォレスト出版刊)の著者である教育YouTuberの葉一氏だ。
■「自宅は誘惑が多くて勉強できない」人のための集中力アップ法
葉一氏は、営業マン、塾講師を経て「塾に通えない生徒が、自宅で塾の授業を受けられる環境をつくりたい」という想いから、2012年6月からYouTubeチャンネル「とある男が授業をしてみた」の運営を開始。小中高生の主要教科とその単元を広くカバーし、無料で学べる動画は人気に。チャンネル登録数は113万人、動画累計再生回数は3億回を超える。(2020年12月時点)TBS系「情熱大陸」やNHK「おはよう日本」など、多くのメディアにも出演している。
誘惑が多い、目標設定が難しいなど、自宅学習で集中できないというのは、よくある悩みだ。その解決方法として、葉一市が提唱する集中力アップの秘訣は「分割勉強法」だ。これは、一気に長い時間ぶっ続けで勉強するのではなく、間に休憩を入れるなどして時間を分け、それぞれの時間ごとに目標を細かく決めていく方法。
集中できる時間はその日のコンディションによっても異なる。疲れているときは短い時間でも「次はこれをやり切る」と少しずつ時間を分けることがポイント。3時間勉強時間が取れるなら、3時間分一気にやるのではなく、1時間枠を3つに分ける。その間に休憩を入れる場合は、あまり長くなると気持ちが勉強に戻れなくなるので、5分か10分が理想だという。
また、どうしても眠い場合は、無理せずに仮眠をとるほうが効率的だ。ただし仮眠をとるなら15分程度にとどめたい。それ以上だと深い眠りに入ってしまって、かえって起きるのが辛くなってしまうからだ。仮眠する前に、あらかじめ起きてからやることを1問だけ決めておいて、起きたらすぐやる。そうすうることで、起きてすぐ勉強に戻れる。
成績が上がらないのは、勉強のやり方が間違っている場合は多い。葉一氏のYouTube動画と共に自宅学習の方法を実践してみてはどうだろう。そして、保護者は「〇〇しなさい」と決めつけた言い方ではなく、子どもに選択肢を与えることで、自主性を育むことが大切だ。自分で考え、自分で動く自主性があるほど、勉強効率も良くなる。親子で本書を活用してはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。