脳がリフレッシュした朝は生産性がもっとも高い時間。この時間を仕事や勉強にあてることには大きなメリットがあるということで、生活を朝型に変えようと奮闘している人は多いはず。
ただ、長く馴染んだ生活スタイルを変えるのは思ったよりも難しいことです。早起きしたいのについ寝坊してしまって自己嫌悪に陥ることも。
「つらいけど、早起きしなきゃ」という意識が、かえって早起きの習慣化を妨げている、と語るのは『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』(すばる舎刊)の著者、塚本亮さん。塚本さんによると、早起きの習慣化にはこんなポイントが重要になるようです。
■自分にプレッシャーをかけると早起きはうまくいかない
早起きを定着させられるかどうかは「つらいけど、早起きしなきゃ」という意識をいかに「早起きしたい」に変えられるかにかかっています。早起きが苦痛だと思っていたり、自分の中で義務化してしまったりすると、早起きはあまりうまくいかないのです。
では、どうすれば朝早く起きるのが楽しみになるのでしょうか。 塚本さんが挙げるのは
・「快の追求」をする
・自分と戦わない工夫をする
・睡眠の質を高める
・楽しい朝のルーティンを持つ
の4つ。
早起きを習慣化したいと思うからには、その時間でやりたいことがあるはず。早起きをするモチベーションを明確にしておくことが、習慣化のための第一歩になります。
その際「ジョギングをしないと太ってしまうから、早く起きて走ろう」というような「不快からの逃避」ではなく、「もっと英語の長文読解力をつけたいから早く起きて勉強しよう」というような「快の追求」の方がモチベーションは高まるといいます。ここができていれば、早起きが「自分との闘い」にならず、楽しく続けることができるはずです。
また、質のいい眠りがないと疲れが抜けず、早起きを続けるのがきつくなってしまいます。アルコールや眠る直前のスマホチェックなど、睡眠の質を落とす要因となっている習慣をやめること。自分が一番ぐっすり眠れる生活サイクルを確立することもポイントです。
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『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』では、ここで紹介したものの他にも早起きを習慣化するためのメソッドが詳しく解説されています。何度も生活を朝型に変えようとしては失敗している人、仕事や勉強で成し遂げたい目標がある人にとって参考になる部分は多いはずです。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。