年末といえば大掃除。だが、せっかく掃除をしてもすぐに部屋が散らかってしまったり、うまく収納できなかったりと、掃除や片づけが苦手な人もいる。上手に片付けができないのは、片付けのルールやコツを知らないからかもしれない。
もう散らからない!年末の大掃除で実践したい整理整頓のコツ
『勝手に片付く部屋作り – 忙しくてもズボラでも狭くてもできる! -』(saima著、ワニブックス刊)では、正しい片付けの超基本3STEPや著者のsamia氏の自宅の収納&家事ラクアイデア実例、ズボラにこそマネしてほしい掃除をラクにする工夫など、忙しくても、ズボラでも、部屋が狭くても、家族が気持ちよく暮らせる空間を作る方法を紹介する。
samia氏は、収納アイデアやおすすめ収納グッズ情報を紹介するYouTubeやブログが注目を集め、片付けのやり方レッスンや家事の時短アイデアも発信している。
部屋の片付けで大事なのは順番だ。部屋をきれいにしたかったら「整理」→「収納」→「片付け」の順番で進めるのがいい。
「整理」「収納」「片付け」は似たような言葉だが、実は意味が違う。整理は不必要なものを取り除くこと。収納はものを使いやすい状態にすること。片付けはものを使ったあと、元の場所に戻すこと。不必要なものを取り除いて、必要なものだけを使いやすいように置く。この整理と収納が大切な土台となる。この土台が整ってはじめて、使ったあと元の場所に戻す片付けができるようになる。
「整理」「収納」「片付け」で最も大事なのは「整理」だ。必要なものと不必要なものがごちゃ混ぜになっている状態では、収納も片付けもスムーズに進まないからだ。 整理の仕方は、まず引き出しの中のものを全て外に出して、使っているものと使っていないものに分ける。次に、使っているものだけを引き出しに戻す。最後に、使っていないものは処分するか、一時保管ボックスに入れる。一旦外に出した状態で、必要なものと不必要なものの判断をすることが重要となる。
また、片付けをする際、収納グッズや収納アイテムをまず手に入れたくなるもの。しかし、収納グッズを選ぶのは、整理のステップで不必要なものを取り除いてからでいい。ものの量が減ると収納グッズは余ることも多いからだ。整理が終わって、しばらく生活してみて「仕切りがあったら便利そう」など、具体的なアイデアが湧いてきてから収納グッズを買うと失敗しない。
片付けのルールやコツを知り、正しい方法で片づければ、きれいな部屋で過ごせるだけでなく、普段の掃除もラクになる。samia氏の片付け術を実践し、ズボラ生活から抜け出してみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。