老後のために貯蓄はいくら必要か。貯蓄するにはどうしたらいいか。
若い世代の人たちも、60代以降の人生をどう生きるかを不安に感じている人は多いのではないだろうか。
『30歳からはじめる お金の育て方入門』(渋澤健・中野晴啓・藤野英人/著、同文舘出版/刊)は、お金についての漠然とした不安を解消するお金の基本から、幸せな人生を過ごすためのお金の育て方、稼ぎ力の身につけ方までを紹介する一冊だ。
普通のサラリーマンなら定年退職してから約30年、人生は続く。今の時代、貯蓄ゼロという人は意外に多いかもしれないが、そうは言っていられない。お金がなければ生きてはいけないのだ。では、貯蓄はどのくらいあればいいのだろうか。
平均的な数字で言うと、2,500万円から3,000万円くらいの貯蓄があれば、老後は安泰と考えられている。もちろんどのようなライフスタイルにしたいかによっても異なるので、一概には言えないものの、年金を受け取りつつ、貯蓄の一部を切り崩しながら生活していくのであれば、だいたい2,500万円と言われている。
20年、30年後、どういう社会になっているかは実際には誰にも分からないが、ひとつの目安として2,500万円が、貯蓄額の目標値となる。
では、給料の中からどうやってお金を貯めるべきか。
お金を溜める方法のひとつに節約がある。ただし、節約といっても、何でもかんでもお金を使わないということではない。きちんと目的のあるものには使うべきであり、必要のないものには使わないということだ。
本当にお金を殖やせる人は、自己投資を行い、自分自身の付加価値をどんどん高めていく。つまり、元本部分が100万円だとしたら、それを110万円、120万円というように高めていけるのだ。
節約、節約といってお金を抱え込んでいるような人は、逆にお金を殖やすチャンスを失っていることにもなる。節約という言葉の意味をしっかりと考え、生きたお金の使い方をマスターするべきだろう。
お金の知識はお金に困らないように生きるためには必要なものだ。会社をリタイアした後も人生を最期まで幸せに生きるためにも、お金の使い方、殖やし方を勉強しておくべきだろう。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。