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【5】ソフトバンク社員覆面座談会

ソフトバンク社員が語る社内事情と、悲痛な叫び~孫社長の朝令暮改にうんざり…

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A「ここだけの話、中途・新卒も含めてそれほど難しいとは思いません。エントリーシートが通ったら、ウェブにつ いての筆記試験があって、それに通ったら一次面接、二次面接という感じ。難関で有名なグーグルの入社試験のように変わった質問はされず、エントリーシートのフリー回答も『ソフトバンクで叶えたい夢』というスタンダードなものでした。特別な才能は求められていない、という印象ですね」

ノルマは厳しく福利厚生も残念!?

──情報管理に関してはどうでしょうか? 10年に孫社長が、社員全員にツイッター利用を命じた、というニュースがありました。ベンチャー志向のイケイケな若手で、ソフトバンクへの帰属意識も低い社員が多いのだとしたら、それなりのリスクがあるように思います。

A「実は、ツイッター利用には制限があって、厳しくチェックされているんです。会社のイメージを下げる社員が出 てきてはたまらない。けれどIT業界のトップランナーでいるためには、新しいサービスの活用法は習熟しておくべきだ、という微妙な判断ですね。もっとも、タイムラインを炎上させる例としては、松本徹三元副社長が先陣を切り【3】、まとめサイトにも取り上げられていますが(笑)」

B「例えば、SBI損保には社内SNSがありました。もちろん外部の人は参加していないのですが、3カ月の期間 限定で出向してきた私も、ノリで招待されたんです。辞めてずいぶんたつけれど、今でもログインできちゃいそう……(笑)。けっこうなお偉いさんも登録し て、たまに個人的なことを日記に書いてましたよ」

──急伸したグループ企業だけに、内部の体制が整っていない……との指摘もありますが、コンプライアンスも実は徹底されているとは言い難いと。取材をする中で、待遇に不満を抱えている社員が多い、と聞いたのですが。

A「そうですね。まず、基本的に成果主義なので、基本給がなかなか上がりません。例えば、営業には”達成率”と呼ばれるノルマがあり、それをクリアしないと昇給はナシ。3月は決算だから、追い込みで大変でした」

C「部署によると思うんですけど、僕の場合は残業手当がきちんと出ていたので、同年代の平均的な給与額を考える と、それなりにいい数字でした。ただ、福利厚生がおざなりで、例えば住宅手当がないんですよ。僕も最初から将来的な独立を視野に入れていましたが、待遇面 でソフトバンクを選ぶ人は少ないんじゃないかな。実際、新卒で”事前に給与体系をしっかり確認していたら、他社に入ったかも”という人もいましたけど (笑)」

BusinessJournal編集部

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