【1】カギは「ペアで参加」「断らせない」「無理矢理いいね!させない」

広告費ゼロで会員5万人?ソーシャルランチ人気の秘密

2012.07.20 2023.10.15 14:41 特集2

――KDDIとの資本提携の背景を教えてください。

福山 我々が起業する時に、「KDDI∞(無限)ラボ」というインキュベーションプログラムに選ばれました。このプログラムでは、オフィススペースの提供やアンドロイド端末の貸し出し、週1回のミーティングでサービス面の改善や資金調達のための事業計画策定や、VC(ベンチャーキャピタル)へのプレゼンサポートなどをしていただきました。こうしたプロセスを通じて、KDDIと資本提携させていただくこととなりました。今後は、auサービスの中で、ソーシャルランチがエッジの効いたアプリとして存在感を発揮していけば、KDDIのブランディングにも貢献できると考えています。

――今後のソーシャルランチの方向性をお聞かせください。

福山 年内10万人の会員獲得を目指しています。その有力なユーザが就職活動を控えた学生です。学生が社会人の話を聞きたいというニーズは必ずあるはずです。また彼らはいずれ社会人になります。学生時代にソーシャルランチを利用してくれたユーザは、社会人になってもソーシャルランチを活性化してくれると期待しています。一方、広告で一気に会員を増やすような戦略は、まだまだ先だと思っています。広告は投資に対するリターン、利益という経営指標がないと難しい。ソーシャルランチ自体もまだマネタイズには至っていないので、地道にユーザを増やす、ユーザの使い心地を良くする機能改善に専念したいと考えています。

――ユーザを増やす機能改善の具体策を教えてください。

BusinessJournal編集部

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