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(写真/田中まこと)
半世紀以上の長きにわたって日本を牽引してきた超巨大家電メーカーの2012年3月期決算が日本を震撼させた。
パナソニック、純利益マイナス7722億円。ソニー、純利益マイナス4566億円。
世界に冠たる「ものづくり大国」の省庁で合った2社のこの凋落は、長引く不況と政治的混乱、そして天災とによって、ここ数年、徐々に日本人の間に芽生えていたある不安――日本はすでに斜陽国家であり、今まさにさん深刻から転がり落ちようとしているのではないか、という漠たる予感――を、静かに、しかし確実に拡大させた。
そこで本企画では、その要因として巷間語られているいくつかの定説――超円高のせいだ、韓国企業に負けたのだ、創業者の進取の気性を忘れてしまったからだ等など――を批判的に分析しつつ、この2社の現状に迫ってみたい。
今後を支えるものとして想定されている新ビジネスの実態、それに対する社内の声、さらにはライバル企業社員による評価なども踏まえ、この2つの超巨大企業のこれからについて考えてみたい。
<目次>
【1】ヤマダ電機からの”横流し”も日常茶飯事!? 家電販売のいま
【2】スマホ対応炊飯器にナノイー搭載テレビ…パナソニック社員はもう限界!
【3】上層部の保守的なムードにうんざり ソニー社員は阿鼻叫喚
【4】サムスンLG社員「ソニー社員“引き抜き”年収は1億円!?」
【5】【検証】プレステ、PSNで、ソニーの業績回復なるか?
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