1970年に三菱重工業の自動車部門が分社して、クライスラーとの合弁で設立された。73年に「ランサー」を発売。93年に「 パジェロ」がパリ・ダカールラリーで総合優勝。2000年および04年にリコール隠しが発覚して経営危機に陥り、三菱重工業・三菱商事・東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)が増資を引き受けて支援。クライスラーとは合弁を解消する。
09年7月に世界初の量産型EV「i-MiEV」を発売。16年に日産自動車が筆頭株主となり、カルロス・ゴーンが会長に就任したが、18年に逮捕されて解任。24年9月現在の大株主は日産自動車(34%)、三菱商事(20%)、三菱重工(1.4%)など。24年にホンダと日産自動車の経営統合後に参画する計画もあったが、経営統合の破断によって従来路線を継続。25年3月期の連結業績予想は、売上高を2兆8800億円から2兆7600円(前期比1.1%減)、当期純利益を1440億円から350億円(同77.4%減)に下方修正した。