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世界景気のさらなる減速懸念が強まるなか、もともと少なかった最終黒字の「のりしろ」は早くも200億円(当初は300億円)にまで減少した。一段の円高・ユーロ安になれば、この程度の黒字はあっという間に消し飛んでしまう。
前期まで4期連続の最終赤字を計上したソニーにとって、今期の決算の黒字化は必達目標だったはずだ。だが、第1四半期(4~6月)で今期業績をいきなり下方修正した。過去の決算がそうだったように、あと何回下方修正を繰り返すのだろうか。市場は5期連続の最終赤字というシナリオを株価に織り込み始めた。
平井(カズ)丸が船出して4カ月を経過。早くも、ガバナビリティ(統治力)のなさが問われている。投資家、市場の不信感が、歯止めなき株価の下落となって表われている。
投資家はソニーに対する関心を失ってしまったかのようだ。
(文=編集部)
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