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TPPとWTO… 矛盾した国際条約が成り立つ“ぶっとんだ”カラクリ

かつて日本にもあった?外国技術を“マネ”するという国家戦略

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 つまり、知財分野においても、1942年から90年代まで続いた米(コメ)の食糧管理法と、もうそっくりそのままの対応が、明治18年から始まっていたのです。日本は、不平等条約に対して、外国製品をマネするとともに、外国製品を徹底的に不利に取り扱うという知財戦略で対抗したのです。

ところが、この専売特許条例も、やがてTPPと同じような道をたどることになります。
(文=江端智一)

※後編へ続く

※本記事へのコメントは筆者・江端氏HP上の専用コーナーへお寄せください。

【註1】TPP協定交渉の分野別状況
http://www.npu.go.jp/policy/policy08/pdf/20120329/20120329_1.pdf
【註2】専売特許条例の成立における外交的側面
http://wwwlib.cgu.ac.jp/cguwww/01/08_01/146-05.pdf
【註3】産業財産権制度 関連年表
http://www.jpo.go.jp/seido/rekishi/nenpyo.htm

BusinessJournal編集部

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