NEW

“イタい”バブル女は日本の資産?根拠なき自信、荒唐無稽…その正しい活用法とは

【この記事のキーワード】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
0629_sinkanjp.jpg
※画像:『「バブル女」という日本の資産』著:牛窪恵/世界文化社
 バブル時代に青春期(17~23歳頃)を過ごした“バブル世代”をターゲットにした企業の活動は過熱傾向にある。雑誌や食品、服飾品などの商品開発をはじめ、菓子やおもちゃの復刻版、音楽やアニメの回顧ものも多い。バブル直後の時代をテーマにした昨年放映のテレビドラマ『半沢直樹』(TBS系)のヒットも後押しし、バブル世代はますます注目を集めている。

 そんな中、『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)などでおなじみの世代・トレンド評論家、牛窪恵氏が取材してきた“バブル女”の本音や葛藤をまとめた『「バブル女」という日本の資産』(世界文化社)を2013年12月に上梓し、話題を呼んでいる。

 そこで牛窪氏に、

「バブル女の特徴」

「バブル女を『資産』と呼ぶワケ」

「バブル女はどうなりたいのか」

などについて聞いた。

--今回、バブル世代の女性がテーマになっていますが、この“バブル女”をテーマに取り上げることになったきっかけを教えてください。

牛窪恵氏(以下、牛窪) バブル世代の中には、さらに2つの世代があり、1つは「新人類」と呼ばれる世代で、もう1つが「アラフォー世代」と呼ばれる人たちです。この「アラフォー世代」は今43~48歳の人々に当たり、2004年4月に『男が知らない「おひとりさま」マーケット』(日本経済新聞社)という本を書いた時に、この世代の独身女性たちを取材しました。それから約10年たって、この女性たちのうち結婚した方は1割前後で、あとの9割はおひとりさまのままという状態です。そろそろ年齢的に出産願望を捨てて、いろいろなことにチャレンジし始めているので、ここに興味があったということがひとつです。

 また、この世代で結婚をして出産もしている人は、子供が高校生、大学生くらいになって、奥様は子育てに手間ひまがかかるという時期を脱しています。教育費は一番かかる時期なので、旦那さんはまだ大変だと思いますが(笑)。そこで、自分のために使う時間ができた奥さんは、いろいろな物を買いたい、いろいろな世界に飛び出したいという気持ちがすごく盛り上がっています。昨年はアベノミクスによる好景気で消費の機運も上がり、各企業もバブル世代の女性を狙い始めていて、私自身もこの世代の女性たちに接する機会が増えたということ、この2つが大きなきっかけです。

●“バブル女”の特徴

--先般、『アラフォー独女あるある!図鑑』(扶桑社)も出版されましたが、アラフォーと今回本書で取り上げたバブル世代は、どのような違いがあるのですか?

牛窪 アラフォーという言葉自体がわかりにくいのですが、「アラフォー年齢」と言った場合は、現37~42歳の団塊ジュニアが中心。ところが「アラフォー世代」は6年前の流行語なので、今の43~48歳を指します。アラフォー世代というのは、もろに青春時代がバブルに当たった人たちです。

--本書中では細かくカテゴライズされていますが、“バブル女”を総括すると、どのような特徴がありますか?

牛窪 1つ目の特徴としては、私自身も含め、「私はまだイケている」とか「頑張れば夢がかなうに違いない」といった根拠なき自信をいまだに持ち続けています。それから、いろいろな分野の開拓者でもあります。学生時代から新しいことに果敢にチャレンジしてきて、自分たちが捨て石になっても、転んでも踏まれても立ち上がって挑戦し続けるたくましさがあります。それは新しい市場を開拓し、経済の発展にも寄与しますが、周りから見ると得てして「イタい」です。特に若い人からは、「あんなに傷だらけになってまで、どうして新しいことをやるのだろう」と見られがちです。

『「バブル女」という日本の資産』


いま最も元気な“永遠の勝ち組世代”の消費を読む

amazon_associate_logo.jpg