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「ソニー評価は幻想だった」(大株主)…7万人削減でも見えない出口、切れない過去の呪縛

文=編集部
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●大株主、ソニー株式を売却

 浮上策を描けないソニーの経営を受け、大株主であった米国投資ファンド、サード・ポイントは13年末、保有していたソニー株式(1000億円相当)を売り払った。その際に同社CEOのダニエル・ローブ氏は、「私のソニー評価は、すべて幻想だった」と呟いたと伝えられている。

 5月20日付日経産業新聞で中鉢良治・ソニー元社長は、ストリンガーCEO(当時)との2頭体制だった社長在任中について、次のように振り返っている。

「ハワードと私は補完関係にあった。CBS出身で元ジャーナリストのハワードはコンテンツ事業をみながらグローバル化を進め、私はエレクトロニクスを中心に国内事業をみる。彼もそう思っていた」
「ただ、目指すところがやや違っていた。彼はソニーをグローバルなトップにすることを目指し、私は日本のエレクトロニクスのメーカーとしてソニーをどう立て直すかという考え方だった」
「いま振り返って心残りなのは、社長在任中にもっと大きな、思い切った決断をすべきだったということだ。(中略)さまざまな事情もあり、決断できなかった」
「『次の機会』などといっていると、次の機会がやってくるかどうか分からない。『やるなら今』なのだと思う」

 中鉢氏が指摘するように、ソニーはまさに“待ったなし”の改革を求められている。
(文=編集部)

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