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ネットが働くママを支える?新サービス続々 数百円で助け合い仲介、外出先から見守り…

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「AsMama HP」より
 少子高齢化が叫ばれて久しいが、その影響はとうに社会にも表れている。団塊の世代の大量退職や、それに続くベテラン世代のリタイアを若手で埋めようにも、それだけの人数もいなければ技術もないというのが実情だ。

 結果として、一定の技術を持ちながら現場を離れている人材を活用しようという動きが加速している。退職年齢の延長や、再雇用といった高齢層の活用と併せて行われているのが、出産・育児で現場を離れている女性へのアプローチだ。

 企業側の取り組みとして近年進められているのは、ワークスタイル変革だ。スマートデバイスの普及とモバイルアクセス環境が整ってきたことも大きな要因だ。最近では、そうした環境を活用しながら、外出先や自宅からでも安全に業務情報を守りながら仕事ができるようにする企業が増えてきている。

 こうした取り組みは、ただ外部からタブレットやノートPCで業務システムにアクセスできるようにするだけでは、意味がない。業務上のコミュニケーションをどう行うのか、取引先との連絡をスムーズに行うためにはどうあるべきなのかといった部分も重要になる。さらに、見えないところで働いている部下をどう評価するのかといったことも大きな課題だ。

 なかなかスムーズに進行しているわけではないようだが、この取り組みが広がっていけば、育児中の女性はもちろん、介護中の人でも働くことが可能になる。

●子育ての日常的なサポートをシステム化

 子育て世代の大きな悩みは、企業側がいくら体制を整えても、実際に子育てを手伝ってもらえるわけではないということだろう。待機児童の問題なども大きいが、仮に保育園に入所することができても、仕事をしていれば毎日確実に同じ時間に出退勤できるわけではない。

 さらに子供は急に体調を崩すことも多い。保育園や幼稚園で怪我をして、迎えに来いと呼び出されることもある。また、年に数度はある行事も、親が働いているからとすべて見に行けないのでは、親子ともに寂しい思いをするだろう。これまでそうした状況でのサポートは、親族が主体となって行うケースが多かった。夫婦どちらかの実家が近ければ、子どもを預かってもらっているという話はよく聞く。

 また、それが期待できない場合には、行政の「ファミリーサポート」という制度を利用している人もいるだろう。ファミリーサポートは、主に子育て中や子育てを終えた女性が支援要員として登録している組織で、サポートを必要としている子育て家庭が、時間単位でのサポートを依頼することができる。しかし、そうした制度が十分に整っていない地域もある上に、利用前に登録しなければならないことが多いなど、誰もが簡単に利用できるというわけでもない。

 そんな中で登場したのが、ファミリーサポートのような近所の助けを仲介するインターネットサービス「AsMama(アズママ)」だ。電話番号を知っている顔見知り同士だけをネットで仲介する。助けを求める側が発信すると、その顔見知りの中から手を挙げた人に数百円から頼むことができるというシステムだ。

 直接の知り合いから助け手が現れなかった場合には、運営会社が独自に行う研修を受けた「ママサポーター」が助けるという。これも基本的には近所の一般人であり、子育てを通して人の輪を広げる取り組みにもなっている。

 登録無料、利用料金も1時間500~700円をサポーターとなった人に直接支払うだけで、非常に手軽に利用可能でありながら、見ず知らずの人とつながってしまう不安が少ないことから注目を集めている。