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DeNA退団騒動の“問題児”中村ノリはどうなる?他球団移籍で現役続行は絶望的?

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中村紀洋(「Wikipedia」より/ぽこ太郎)
 ペナントレースの優勝争いも佳境に入ってきたプロ野球。その裏で、北海道日本ハムファイターズ・稲葉篤紀、千葉ロッテマリーンズ・里崎智也という、一時代を背負ってきた選手が引退を発表した。この時期になると、各球団とも来季の戦力構想に入ってくる。

 そのような中で9月16日、“ノリ”の愛称で知られ、その去就に注目が集まっていた横浜DeNAベイスターズ・中村紀洋が、今季限りで同球団を退団すると一部メディアで報じられた。他球団への移籍を視野に自身3度目となるFA権行使を行う意向を固めたという。中村は5月6日の読売ジャイアンツ戦を最後に一軍登録抹消となり、中畑清監督は、「チームの方針に従わない言動があった」とコメントしていた。それ以降、一度も一軍に昇格しないまま9月を迎えた。

 二軍で中村は、本拠地の試合でのみ4番・DHで出場。7月までは2割台前半の打率が続いたが、夏に入ってから調子を上げ、2割8分6厘(成績は9月24日時点。以下同)まで上げてきた。9月に入りチームも初のクライマックスシリーズ(CS)進出へ向けて、3位の阪神タイガースを猛追しているが、それでも中村に一軍からお呼びがかかることはなかった。24日には来季契約について高田繁ゼネラルマネージャーと会談の席を持ったが、「たったの3分。こっちが言うだけだった」と不満を漏らし、シーズン後の自由契約は濃厚となっている。スポーツライターは次のように話す。

「昨年まで中村がレギュラーだった三塁には、バルディリスが入っています。しかし、打率2割5分2厘、本塁打16本、49打点と期待ほど打てていない。特に9月に入ってからは1割3分8厘と大不振で、13日のジャイアンツ戦ではスタメンを柳田殖生に譲ったほど。『もし中村がいたら……』と考えるファンも少なくない。スタメンじゃなくても、代打として控えるだけで相手は脅威だと思います」

 チーム事情を考えれば一軍昇格してもおかしくないが、一向にお呼びはかからない。

「2年前にも、自分が打席に立っているときに一塁走者が盗塁したことをベンチで叱責。それが采配批判と取られ、二軍落ちしています。5月の降格も同じような理由です。これほどのベテランが2度も同じことをすれば、学習能力がないと思われても仕方ないところです」(同)

●厳しい他球団での現役続行

 そんな中村が他球団へ移籍し、来季も現役を続行することは難しいのが実情のようだ。

「中村の打撃力や勝負強さを欲しがる球団はないこともないと思いますが、来季42歳のベテランを獲得するかといえば微妙です。トラブルメーカーの印象が強いのも、大きなマイナスです。過去に在籍したオリックス・バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルスが獲得に名乗りを上げることは考えにくく、中日は落合博満ゼネラルマネージャーの決断次第だと思いますが、普通に考えればないでしょう。現状はかなり厳しいと言わざるを得ません。それでも、中村は良きにつけ悪しきにつけ、いろいろな意味でファンを魅了できる数少ない個性派選手。パワーは衰えましたが、まだまだ技術も健在です。12球団に1人くらいは中村のような選手がいてもいいのではないでしょうか」(同)

 来年もどこかの球団で中村を観ることができるのか。慌ただしくなりつつある中村の周辺、そして他球団の動向から目が離せない。
(文=編集部)