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コンビニ新商品、恐怖の殺傷能力…ケンタもミスドも缶コーヒーも壊滅的打撃

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セブンカフェドーナツ(撮影=編集部)

 セブン-イレブン・ジャパンは1月19日から、レジ横で販売しているドーナツを全面刷新した。それに先立ち18日、新しくなった「セブンカフェドーナツ」の試食会をJR新宿駅前の新宿ステーションスクエアで開催した。人気アイドルグループの乃木坂46のメンバーが試食会に駆けつけて彩りを添えた。

 セブンカフェドーナツは製造方法を全面的に見直したほか、価格は高めだが高品質の商品を投入した。新たに販売する「チョコ&ナッツドーナツ」(税込130円)はセブンの高級プライベートブランド(PB=自主企画)「セブンゴールド金の食パン」で使っている小麦粉を採用した。「濃厚キャラメルドーナツ」はこれまででもっとも高い税込138円とした。

「チョコオールドファッション」(同100円)、「ツイストデニッシュドーナツ(メープル風味)」(同110円)、「カスタークリームドーナツ」(同120円)、「きなこドーナツ」(同100円)の合計6種類。4つの商品は、価格は据え置いたが製造方法を見直した。若い女性に人気のスイーツを前面に打ち出したメニューとなった。

期待外れのコンビニドーナツ

 コーヒーからドーナツ戦争へ――。

 100円コーヒーで激化したコンビニエンスストアのレジ横をめぐる争いで、またもセブンが口火を切った。2014年11月、レジ横で100円ドーナツの販売を始め、15年8月には取扱店を全国1万8000店に広げた。ファミリーマートは全12種類というバリエーションの豊富さで勝負、ローソンもコンビニドーナツ市場に参入した。コンビニ各社とミスタードーナツによる「ドーナツ戦争」が話題となった。

 大騒ぎしたものの、コンビニ各社が期待したほどドーナツは売れなかった。セブンカフェドーナツは当初こそ1日平均100個以上販売していたが、最近は競争が激しくなったこともあって伸び悩んでいる。

 セブンは16年度(17年2月期)の売上高目標を6億個、600億円としていた。だが、市場調査会社の富士経済によると、セブンとローソンを合算してもドーナツの売上高は510億円にとどまると予測している。

 コンビニ大手5社の15年度(16年2月期)のコンビニコーヒーは19億杯となる見込みだ。ドーナツはコーヒーと相性がいいとしてセットで売れるとの皮算用だったが、期待外れに終わった。

 原因は、ドーナツでは淹れたてコーヒーほど価格差が出ず、お買い得感がなかったからだとされている。