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「安っぽい」かっぱ寿司、深刻な業績悪化…先進的スシローに大きく出遅れ「廃棄ロス地獄」か

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かっぱ寿司の店舗(「Wikipedia」より/Kici)

 かっぱ寿司の「かっぱ」が絶滅した――。

 かっぱ寿司といえば、頭に皿を乗せた全身緑色の「かっぱ」がトレードマークだった。その「かっぱ」が消費者に「安っぽい」という印象を与えていると考え、昨年の10月から「かっぱ」のロゴを外し、皿を数枚重ねた図柄のロゴに差し替えた。そして6月2日、運営会社のカッパ・クリエイトは「かっぱ寿司」の全国330店の看板を新しいロゴに刷新したと発表した。

 カッパ・クリエイトの業績は深刻な状況だ。2017年3月期の売上高は前年比1.1%減の794億円、最終的な儲けを示す純損益は58億円の赤字(前年同期は52億円の黒字)だ。売上高は4期連続の減収で、13年2月期の941億円からは147億円(15.6%)減少している。

 売上高以上に危ないのが純損益だ。13年2月期からは3期連続で最終赤字に陥り、16年3月期は黒字だったものの、17年3月期にまた赤字に転落した。

 特に17年3月期の業績悪化は深刻だ。というのも、本業の儲けを示す営業損益の段階で5億円の赤字だからだ。純損益の場合、例えば地震などの災害で被害を被った店舗を復旧させるために臨時的に発生した経費なども含めて算出する。一方、営業損益は営業活動から生み出される利益・損失のみを表す。臨時的に発生した経費や利益は含まれない。そのため回転寿司店でいえば、寿司を売って儲かったか儲からなかったかだけを示すことになる。

 この10年間でいえば、営業損益で赤字になったのは17年3月期と14年2月期の2期だけだ。14年2月期は18億円の営業赤字となったが、これは平日に1皿88円で販売したことが大きく影響したためだ。この低価格販売により原価率が上昇したことで利益を圧迫し、そして世間に「安っぽい」という印象を定着させてしまった。

 その後は、値引きなどの価格面の訴求から商品品質の訴求に重心をシフトさせたため、売上高は減少したものの営業赤字は回避することができていた。しかし、「安っぽい」という印象を覆すには至らずにいる。

 それが、今回の決算では5億円の営業赤字となったのだ。売上高は前年と比べて減少したとはいえ、「微減」で済んでいる。問題は、売上原価(食材費など)の上昇を起因とした売上原価率の大幅上昇にある。売上原価率は前年比4.9ポイント増の49.2%にまで上昇した。88円販売で売上原価率が上昇した14年2月期の46.6%よりも2.6ポイントも高い。カッパ・クリエイトの原価率は起伏が激しいことも特徴的だ。

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