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ダイソンの掃除機(「Wikipedia」より)
ロボット掃除機、全自動洗濯乾燥機、食器洗い機が共働き家庭などで「新三種の神器」と呼ばれている。いずれも家事にかける時間を減らせる“時短家電”で、共働き世帯をターゲットにしている。
なかでも人気なのが掃除機だ。量販店で繰り返し掃除機を盗んだ男が逮捕される事件が起きた。ブランド掃除機は「高く売れるから」だそうだ。
掃除機といえば、これまでは吸い込み口と本体がパイプで接続されたキャニスター型が定番だったが、数年前からスティック型やハンディ型、ロボット型など、用途に応じて使い分けるスタイルが広がってきた。
米アイロボットの「ルンバ」が、ニュータイプ掃除機のブームの口火を切った。ルンバは動き回って自動で清掃するロボット掃除機という新しいカテゴリーを生み出し、最も時短効果が高い。
ルンバの国内累計販売台数は、2016年10月末で200万台を突破した。売れ出したのは10年以降。13年の100万台突破からわずか3年で200万台を達成した。
アイロボットにとって日本は米国に次ぐ大市場だ。17年4月、日本にアイロボットジャパンを設立。自社製品の世帯普及率を、現在の4%程度から3~5年後に10%に引き上げる目標を掲げている。
では、ロボット掃除機の売れ行きが伸びているのかといえば、そうでもない。ルンバなどロボット型の数量構成比は5%程度と限定的。話題性は高いが、掃除機の主流になっているわけではない。
成長株はコンセントに差すことなく、すぐに掃除が始められるコードレス式スティック型だ。スティック型掃除機は1980年代からあったが、吸引力が弱く購入者は単身者がほとんどだった。
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