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「そだねー」「おやつ」などの話題もない、「男子」カーリングはこんなに面白い!

文=土手克幸/スポーツライター
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「そだねー」「おやつ」などの話題もない、「男子」カーリングはこんなに面白い!の画像1カーリング男子日本代表

 2月20日。予選リーグ8戦目となった夜の試合で、カーリング男子日本代表はデンマークに6-4で勝利。通算成績を4勝4敗とし、準決勝進出の可能性を残した。予選最終戦となる韓国戦に勝利すれば、勝敗数が並んだチームによる準決勝を懸けたタイブレークに進出できる。

「今の試合に勝つことを目標にして(試合に)入った」

 試合後にそう振り返ったサードの清水徹郎は、第3エンドで日本が3点のビッグエンドを獲得する足掛かりとなる好ショットを連発。第9エンドには、デンマークのガードストーンをヒットしてハウス内に2個あったデンマークの石に飛ばし、3つのストーンを弾き出すトリプルテイクアウトで反撃の芽を摘む活躍を見せた。

「負けても人生が終わるわけじゃない。楽しまないともったいない」

 試合に臨んだ気持ちをこう表現したスキップ両角友佑は、第3エンドで3点を獲得するラストショットを決め、後半エンドではダブルテイクアウトをたびたび決めて、日本有利の状況を譲らなかった。特に第9エンド1投目のダブルテイクアウト。デリバリー(石を投げる一連の動作)するまでの時間をいつもよりとる姿に、絶対に決めるという強い気概が透けて見えた。

 日本の男子カーリング界を変える--。もちろん、一度試合に入ってしまえば、そんな使命は背負っていなかったかもしれない。相手との駆け引きを楽しみながら頭脳戦に没頭し、精一杯自分たちのカーリングをするだけ。しかし、心の根底にはその想いが色濃くあったはずだ。

「僕たちが結果を出して、男子の環境を良くする」
「男子カーリングの面白さをたくさんの人に伝えたい」

 それは、今回男子日本代表として出場している「SC軽井沢クラブ」の主将を務める両角が、これまで発してきたメッセージを見ても明らかだ。日本では、とかく女子の関心が高いカーリングだが、ワールドワイドでみれば、男子のカーリング人気は決して女子に劣らない。男子のカーリングには、一度に局面を変えてしまうようなパワフルなショットと、繊細なタッチのショットが同居する醍醐味がある。ショットの多彩さからくる戦術の幅も豊かだ。

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