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ビートたけしがオフィス北野から独立、公私ともに“愛人”と歩むことに…本人が語った「オネーチャンとの本当の関係」とは?

文=ビートたけし
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 ビートたけしが、ここ10年の間に巷を騒がせた女性たちをメッタ斬りにしているエッセイ集『ビートたけしのオンナ論』が発売された。同書では、有名女優や女性政治家たちをお馴染みのたけし節で批評するほか、自身の女性遍歴やスキャンダルについても赤裸々に告白している。
 中でも興味深いのが、3月末でオフィス北野から独立することが判明したたけしが、今後、新事務所で一緒に活動することになる“愛人”について語ったくだりだ
 3月14日付「スポーツニッポン」では「“愛人”とも伝えられるビジネスパートナーの女性と新会社を設立しており、来月の新年度から拠点にする」と報じられたが、この“愛人”との関係ついては、あの「週刊文春」(文藝春秋)がかつて報道したことがある。『ビートたけしのオンナ論』では、この『文春』が報じた愛人報道についても反論しているのだが……。以下に同書「文春砲に言いたい!」のパートから、一部を抜粋して掲載する。

アイツらにだって誤報はある

 最近は不倫の話題が多いよね。オイラだっていまはカミさんと何年も会ってないのに、どこも取材にこないんだよ(笑)。でも、これまで不倫だ愛人だって、何回も書かれた。

 例の「週刊文春」には、「“100億円の愛人”との不倫で離婚危機」って書かれたな。まだ“文春砲”って言葉が生まれる前で、芸能界の不倫ブーム以前の2014年のことだったから、それほど大きく騒がれなかったけど。18歳年下の女性と不倫中でカミさんと離婚危機、慰謝料は100億円とか報じられたんだ。

 これだけは言っときたいのは、財産はとっくにカミさんに取られてるから、オイラにカネはねえって。100億円も持ってるみたいに書きやがったもんだから、いろんなヤツがオイラを捜して「カネ貸してくれ」ってうるさくなってさ。小学校のときの友達がどうやって電話番号を調べたのかわからないけど、突然、電話をよこして「覚えてるかな? 小学年のときの〇〇なんだけど、300万円でいいんだけど貸してくんない?」って。冗談じゃない。オイラはカネ、持ってねーんだ。カミさんが裏でいろいろ商売やってるのはわかってるけど、オイラはないから。カネを借りたいなら、カミさんのほうに行ってくれよって思ったね。

 それよりさ、“愛人”って言われても困るんだよ。だって、勃たないんだから。このときはオイラが持ってる等々力のアパートの工事の関係で、等々力ベースで仕事をやんなきゃいけないこともあった。“愛人”って書かれたオネーチャンの働いてる会社のオーナーが友達で、等々力の近くにマンションを持ってて、使ってない部屋があるっていうから、週に何回か居候してただけで、オネーチャンとは男女の関係じゃない。それなのに「愛人のために100億円をカミさんに渡して離婚したい」とか書かれて、冗談じゃねーって。

「毎日高級レストランで食事して」とも書かれてたけど、そんなカネもないって。ほかにも「カムフラージュのために車をロールスロイスからレクサスに替えた」って、バカ言ってんじゃない。トヨタのCMやってたから、スポンサーに気を使ってレクサスにしただけだよ。“文春砲”だとか言ったって、間違ってることもあるんだってこと。スキャンダル書くのは構わないけど、間違った個人情報を書かれると、ろくなことないな。とにかく、カネはないよ。
(文=ビートたけし/写真=尾藤能暢)

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『ビートたけしのオンナ論』
定価:1000円+税/発行:サイゾー

本書の内容を一部紹介
●ベッキーからの手紙 ●モナよ、カネ返せ ●浅田真央と安藤美姫の明暗●オイラを狙った文春砲「愛人報道」の真相 ●芸人より面白い泰葉、松居一代 ●小保方晴子、坂口杏里、酒井法子「再生計画」 ●上原美優の自殺から考えた ●監督として評価する「絶品女優」 ●宮沢りえよ、なんで森田剛なんだ ●沢尻エリカは脱ぎ損、藤原紀香はどうでもいい、吉田羊は床上手 ●氷川きよし、羽生結弦、成宮寛貴「ゲイ疑惑」を検証 ●70歳を超えた今だからこそ言える「自身の女性観」「女性遍歴」「妻と母との関係」 ほか

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(※ 本稿は3月7日に配信した記事を、3月14日に加筆したものです)

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