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かっぱ寿司、客離れ深刻で経営混乱…親会社会長が社員を「アホ共よ」と罵倒、社長を8カ月で解任

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 組織の統制もなおざりになっていたことがうかがえる事件が起きている。17年2月下旬に、コロワイドの蔵人金男会長が社内報で社員を罵倒したことが発端だ。

「コロワイドが、レインズを買収して5年。いまだに挨拶すら出来ない馬鹿が多すぎる」
「生殺与奪の権は、私が握っている。さあ、今後どうする。どう生きて行くアホ共よ」(原文ママ)

 社内報には、このような過激な発言が連なっていた。その社内報が社外に流出し、インターネット上で炎上する騒ぎとなった。組織がうまく機能していないことを端的に示した事件といえるだろう。
 ちなみに、この騒動を受けてコロワイドは、「本来の意図が伝わらず、お騒がせする事態となりましたことを、 深くお詫び申し上げます」と謝罪・釈明に追われた。

 この事件には伏線があった。少し前の17年2月10日、傘下のカッパ・クリエイトが17年3月期の最終損益で59億円の赤字を出すという決算予想を発表。コロワイドも19億円の赤字になる見込みとなった。これに蔵人会長が激怒し、勢い余って社内報で爆発する事件へと結びついていったのだ。

 さらなる余波も起きている。その事件から約1カ月後の17年4月、四方田豊社長(当時)を解任し、大野氏を社長に就けたのだ。業績が上向かなかったためとみられている。四方田氏の社長在任はわずか8カ月と短命に終わっている。業績が改善していないのだから致し方ない面もあるが、すべてが社長のせいでもないだろう。いずれにしても、こう社長がころころ変わっているようでは、組織がうまくいっているとは到底いえないのではないか。

 コロワイドが各ブランドを育てきれていないという証左が、近年、既存店売上高の前年割れが続いている点に表れている。また、社内報事件が示す通り、組織が機能不全に陥っている。本腰を入れてまとめていかなければ、いつ空中分解しないとも限らない。まさに今が正念場といえるだろう。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)

●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。

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