GJ > 競馬ニュース > 「香港馬」ブリザード
NEW

高松宮記念(G1)「香港馬」ブリザードを侮ることなかれ!? 課題の左回りを克服できる「2つの理由」と関東地方を襲った季節外れの”サイン”

【この記事のキーワード】, ,
高松宮記念(G1)「香港馬」ブリザードを侮ることなかれ!? 課題の左回りを克服できる「2つの理由」と関東地方を襲った季節外れのサインの画像1

 今週末25日に行われる春のスプリント王決定戦・高松宮記念(G1)で、香港馬のブリザード(セン7歳、香港・P.イウ厩舎)が2度目の日本競馬参戦を果たす。

 ここまで28戦8勝。G1勝ちどころか、重賞勝利は昨年1月の香チャレンジC(G3)だけ。2015年に高松宮記念を制した香港馬エアロヴェロシティと比べれば、ブリザードは実績面で大きく劣る。

 しかし、その能力が日本のスプリント界で十分通用することを証明したのが、昨年のスプリンターズS(G1)だった。

 レッドファルクスが連覇を達成した、このレース。初の日本参戦となったブリザードはゲートで大きく煽り、他馬と接触するなどして、決して順調なスタートではなかった。その後も力んで掛かり気味なっていたが、鞍上のG.モッセ騎手が上手く馬群の中に誘導し、平静を取り戻させている。

 ただ「電撃戦」と言われるほど、あっという間に終わるスプリント戦においては、こうした一瞬のアクシデントが命取りになるケースも多い。しかし、中山の最後の直線を迎えたブリザードは、中団からしぶとく脚を伸ばして0.2秒差の5着とした。

 内からスムーズな競馬をしたレッツゴードンキ、他にもレッドファルクスやスノードラゴンといった日本のスプリント王の末脚には屈したが、スムーズさを欠いたレースで、その底力を存分に見せつける好内容だった。

 さらに昨年12月に行われた香港スプリント(G1)でも、中団外から鋭く脚を伸ばして3着。勝ったミスタースタニングには敵わなかったものの、地元の強豪ラッキーバブルスや日本から遠征したレッツゴードンキを抑えての”馬券圏内”確保という結果は、今回の高松宮記念でも当然驚異の実績である。

高松宮記念(G1)「香港馬」ブリザードを侮ることなかれ!? 課題の左回りを克服できる「2つの理由」と関東地方を襲った季節外れの”サイン”のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊×藤田晋オーナーの「遅れてきた好素材」がデビュー戦V! シンエンペラー、フォーエバーヤングなどに続く「世代5頭目」、重賞級の出世に期待
  2. 【皐月賞】戸崎圭太「継続騎乗」で大物とコンビ! 最も勝ちたいレースに「ダービー3勝」トレーナーが援護射撃
  3. 【マーチS(G3)展望】武豊も困惑「自らブレーキをかけた感じ」で前走惨敗ミトノオー、2戦2勝「得意舞台」に戻って巻き返しへ
  4. 【毎日杯(G3)展望】C.ルメール×木村哲也「チーム・イクイノックス」の大物VSシンザン記念覇者ノーブルロジャー! 日本ダービー登竜門に素質馬が続々
  5. 三浦皇成「何もできなかった」絶望の34.6秒。「本当に申し訳ない」リベンジの機会もすれ違い…遠ざかる悲願のG1制覇
  6. 【皐月賞】レガレイラ「最有力」も世代レベルに疑問?混迷極まるクラシック戦線…期待高まる「無敗馬」2頭の存在
  7. 藤田菜七子「126連敗」で崖っぷち、女性騎手ワースト更新の可能性も…現在の最多連敗は昨年未勝利だったあの若手騎手
  8. レガレイラか、シックスペンスか…皐月賞(G1)C.ルメールぐらり!? 安藤勝己氏「後ろ髪を引かれる勝ち方」超G1級シックスペンスが受け継いだキタサンブラックらの伝説
  9. 武豊が惚れた大物3歳牝馬が待望の復帰戦! 福永祐一が「コントレイル以上」と語る父のキャリアと酷似
  10. JRA 武豊「忖度なし」乗り替わりにファンから同情の声!? 「踏み絵でも踏ませる気か……」蜜月厩舎との疎遠が影響か