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『過保護のカホコ』、高畑充希の「キレ芸」にネット騒然…深刻さ&コメディー混在の名作

文=吉川織部/ドラマウォッチャー
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 泉の過保護もしくは過干渉がリアルなだけにイライラも募ったが、カホコもやられっぱなしでは終わらなかった。「カホコのしゃべってるのを最後まで聞いてくれないのもやめてくれないかな」「ママが何言おうとカホコは麦野君に会うから」と反撃。なおも言うことを聞かせようとする泉にとうとうブチ切れ、「黙れ黙れ黙れうるさいうるさいうるさい」と言い放った。やられてやられて最後の最後に反撃するという『半沢直樹』ばりの脚本に視聴者も大盛り上がり。「カホコの爆ギレがすっきりする」「カホコよく言った。いけカホコ」「ママに腹立ったけど、カホコの言葉ですっきりして拍手が止まらない」などの感想がTwitterにあふれた。

 高畑の演技をたたえる人も多く、「高畑充希のお芝居好きだ」「あの役がすっかり板について、一生懸命だけどどこか抜けてる純粋箱入り娘の過保護ムスメにしか見えなくなるから高畑充希さすがだ」「高畑充希が評価されてるのはこういうことなんだね」「かわいいだけで演技力無い役者以外の子がカホコだったら見るにたえないドラマになってそうなスレッスレなところいってる」などの感想が視聴者からは上がっていた。1話と2話では演技に非常に違和感があったが、今回のブチ切れシーンから逆算するとあれで良かったとも言えるだろう。視聴者みんながカホコを応援したくなるような気持ちにさせるという意味では、脚本・演出・演技のすべてがうまくはまったという感じだ。深刻なテーマ性を持つ部分とコメディーっぽさや恋愛要素をバランスよく描き出し、さらに1話の中でカタルシスまで与えてくれた3話の展開はとても素晴らしかったと評価したい。

 今後もカホコがあまり空気を読めないままに家族や親戚たちのおかしな点をズバズバ斬っていく展開になるのだろうか。今のところ問題が明るみに出ているのはイトと叔母の教子(濱田マリ)の2人だけだが、その他の人物たちも何か闇を抱えていそうな気がする。高畑が痛快に世の中のゆがみを正していく展開を見たい。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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