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『中学聖日記』視聴率4%台目前、今期連ドラ・ワーストの危機…棒演技・有村架純に主演無理

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『中学聖日記』公式サイトより

 有村架純が主演する連続テレビドラマ『中学聖日記』(TBS系)の第4話が30日に放送され、平均視聴率は前回から0.8ポイント減の5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。2週連続の低下で、4%台転落も目前だ。今期のゴールデン・プライムタイムで放送されている民放連ドラのなかで、全話平均視聴率ワーストとなる可能性も出てきた。

 このドラマは、婚約者がいながらも、自分が担任する中学校の男子生徒・黒岩晶(岡田健史)に心惹かれていく教員・末永聖(有村)の禁断の恋を描く物語だ。

 第4話の冒頭で聖は、先輩の丹羽千鶴(友近)に「これ以上はありません、絶対に」と宣言。その後は晶と距離感を保って接していた。だが、聖をあきらめきれない晶は、同級生の岩崎るな(小野莉奈)が教えてくれた聖の携帯番号に「花火大会の後に会いたい」とショートメールを送る。しかし、聖はそれに返信することなく着信拒否にし、そのまま教員による花火大会の見回りに参加した。見回り中、婚約者・川合勝太郎(町田啓太)の上司・原口律(吉田羊)に突然出会って絡まれたり、晶とるながキスしているのを目撃したりするが、特にそれ以上の異変はなく、無事に見回りを終えて、帰りの貸切バスに乗り込んだ。

 聖の行動は、ここまでは非常にまともだった。「これ以上はありません」とあれだけきっぱり宣言したのだから、このままバスで自宅に帰って終わりだろう、と思ったその時、聖はとんでもない行動に出た。まだバスが動き出して間もないのに、いきなり「わたし降ります」と言うや否や、降車してしまったのだ。なんだ、その怪しい行動は--。同僚のおばちゃん教師が気を遣って「彼氏が来てるって言ってたような」とフォローするが、全然怪しさが拭えていない。

 視聴者の「まさか、そこまでバカじゃないよな」という心の声に反して、晶が指定した待ち合わせ場所に向かう聖。うーん、とんでもないバカだった。結局、待ち合わせ場所では会えなかったが、間もなく浜辺で晶と合流。ぐだぐだとわけのわからない問答を繰り返しているうちに、めんどくさくなった晶は強引に聖を抱きしめてキスをした。一応、「黒岩君、落ち着いて……」と口では言ってみる聖だが、態度は完全に彼を受けて入れている。調子に乗った晶は、ここぞとばかりにもう一度聖と唇を重ねて抱きしめた。肩越しに見える聖は、完全にトロンとした表情だ。

 こうなったら、2人の頭の中は「ひとつになりたい」という思いでいっぱいだ。手をつないで2人仲良くタクシーに乗り、聖の部屋に向かった。マンションの前でタクシーから降りた2人は、顔こそ緊張しているが、内心はこの後の展開への期待感でウキウキだったに違いない。ところが、角を曲がったところで誰かが待っていた。聖の婚約者・勝太郎と、晶の母・愛子(夏川結衣)だ。無言のまま、4人の間で永遠にも思える重い空気が流れる。だが、晶は決して聖の手を放そうとはしなかった――。

 率直に言って、かなりツッコミどころだらけである。晶はストーカーっぽくて乱暴だし、言動が性欲のかたまりみたいで気持ち悪い。聖がなぜそんな中学生を好きになるのかも全然わからない。百歩譲って、浜辺でキスを許したことまでは「雰囲気や勢いに押されて」で通るかもしれないが、自分の部屋に連れ込むのはおかしい。倫理的におかしい以前に、花火大会が終わった後なのだから、それなりに夜遅い時間のはずだ。我が子が帰ってこなかったら親が騒ぎ出して問題になると思わないのだろうか。

 しかも、聖は花火大会の見回り中に偶然会った律から、勝太郎も一緒に来ていると聞かされている。普段遠距離なだけに、勝太郎が花火終了後に部屋を訪ねて来ることは十分予想できたはずだ。婚約者が近くにいるとわかっていて、よくほかの男を連れ込めるなと、あきれて物が言えない。

 聖を演じる有村も良くない。第3話では腹黒さの片鱗を見せたのに、第4話ではまたいつもの「ぽかーん」とした演技に逆戻り。表情の変化や感情の起伏が乏しく、いつもローテンション気味の平坦な演技を続けるものだから、心の動きが全然伝わってこない。それを補うかのように白黒の画面で「心の声」を表現する演出をしているが、はっきり言って寒いだけだ。

 吉田羊演じる律も、残念なキャラクターになってしまった。当初は、ちょっと変わっているが部下思いでキレ者のかっこいい女上司という位置付けだったのに、次第にどんどん話をかき回す存在になり、今では聖から勝太郎を奪おうとする存在にまでなっている。年下の女に振られたから今度は部下の男に手を出す性欲女みたいで、ちょっと見ていられない。

 とはいえ、「『中学聖日記』は話がどんどん進むぶん、全然話が進まない『けもなれ』(『獣になれない私たち』<日本テレビ系>)よりよっぽどマシ」という視聴者の声もある。不快感を催す要素が多いため、頭を空っぽにして楽しむ「ネタドラマ」にもなり切れないところが痛いが、このバカ展開をどうやって収めるんだろうという興味だけは湧く。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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