公選法違反疑惑の元大臣、長谷川岳に続いて”密会”か。芸能人気取りで女性と会合…「最低な議員」
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府の専門家会議が不要不急の外出をはじめ、立食パーティーや飲み会を控えるように呼びかける中、2月25日に自民党の杉田水脈(みお)衆議院議員の政治資金パーティーが開催されたことなどが問題になっています。
そのパーティーに出席した(80歳近いのに)IT政策担当大臣の竹本直一衆議院議員は、立憲民主党の蓮舫参議院議員の追及に対して「杉田すいみゃく議員の……」と釈明して、さらに失笑を買う始末です。いったい、どうなっているのでしょうか。
そして、3月5日の夜には、麻布十番の焼肉店で女性と会食している自民党の菅原一秀衆議院議員の姿が目撃されたそうです。菅原議員といえば、昨年10月に選挙区内の有権者に御香典や御中元・御歳暮などを贈っていた公職選挙法違反疑惑が週刊誌で報道され、経済産業大臣を辞任し、その後は病気を理由に国会を長期にわたって休んでいました。
今年1月に召集された通常国会では登院していますが、一連の疑惑に関しては詳細な説明を避ける一方で、議員辞職や離党は否定するなど、とても誠意のある対応とは言えません。
夜に外食できるほど元気になったのはけっこうなことですが、私たち秘書は、菅原議員の「(香典などは)秘書がやっていただけで自分は知らなかった」という発言を決して忘れません。ボスとして最低な国会議員の1人です。
そんな菅原議員は、夜なのにサングラスをかけて「俺は有名人だよ」という雰囲気を醸し出し、焼肉店で女性との会合を楽しんでいたようです。しかも、芸能人でもないのに帰りは女性と時間差で店を出ていたそうで、その用心深さには苦笑するしかありません。店側も心得ているようで、店員が周囲を確認してから菅原議員のお見送りをしていたとか。
「夜にサングラスするくらいなら出歩くな!」とも思いますし、責任をなすりつけて辞めさせた秘書たちに、ちゃんと補償をしてあげてほしいです。このようなボスとして最低の議員は、仮に秘書たちから裏切られても当然です。
ちなみに、自民党議員では長谷川岳総務副大臣が女性との“不倫密会”を報じられています。レストランを出た2人は別々に移動した後、再び長谷川議員の自宅で合流したそうですが、菅原議員と女性も店を出た後は別方向に歩いていたようです。これは、自民党に受け継がれている手法なのでしょうか?
こうした議員の資質は、必ずしも地元の評判とは同じではありません。これからも、なかなか報じられない永田町の実態をお伝えしていきますね。
(文=神澤志万/国会議員秘書)
『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。