萩生田文科相、マスク着用せず料亭で芸者たちと会食…国民へは会食でのマスク着用を要請の画像1
萩生田光一文科相(ロイター/アフロ)

 新型コロナウイルス感染症の全国的な拡大は各地で医療崩壊の危機を招いている。菅義偉首相と二階俊博自民党幹事長が継続実施をこだわっていた観光需要喚起策「Go Toトラベル」についても、政府は14日、東京都などで一時停止する検討に入った。東京都の豊洲市場関係者の感染拡大や北海道旭川市でのクラスター発生など、11月にはすでに感染拡大の重大な兆候が表れていた。政府の対応が後手に回った感は否めない。

 そうした対応の遅さの原因の一つとしても指摘されている政府関係者の“慢心”を如実に表す出来事が明らかになり、物議を醸している。12日放送のニュース番組『報道特集』(TBS系)が、萩生田光一文部科学大臣(衆議院議員、自民党細田派、東京24区)が地元八王子市内の某有名料亭で、マスクをつけずに芸者と満面の笑みで会食をしていたことをスクープしたのだ。疑惑の会食について、TBS側に問われた萩生田文科相は「芸者は食事をしていない」「途中中座した」「短時間だった」などと弁明をしているという。

 報道特集によると、会食は11月21日、萩生田文科相は地元経済界の関係者男性2人、芸者3人で行われた。列席者6人は誰もマスクを着用していなかった。菅首相は19日、国民に対して、マスクをつけて会食をすることを徹底するように呼び掛けを実施。21日にも新型コロナウイルス感染症対策本部後の囲み取材で同様の呼びかけをしていた。萩生田文科相の会食は、その呼びかけのわずか1時間後だった。この行動に対し、インターネット上では「萩生田文科相は感染対策の意識が欠如しているのではないか」などと疑問の声が上がっている。

会食の直前には地元学生とマスクなしで記念撮影

 文科省関係者によると、萩生田文科相はこの会食のあった日、日本工学院八王子専門学校に教育現場視察の名目で訪問していたという。AI教育に関する視察ということで、同校のAI実践センターを見学したり、学生たちのプレゼンテーションを聞いたりした後で、『次世代を担う「若きつくりびと」へ』と題して同校の学生250人の前で特別公演をした。その席上、「コロナ禍においても学びを止めないことの重要さ」を特に強調したという。

 そして、ここでも萩生田文科相のノーマスクに関する逸話が生まれていた。同校関係者は当日の模様を次のように語る。

「ちょっとびっくりしたのは、学生や本学の千葉茂理事長と萩生田文科相が記念撮影を撮る際、普通にマスクを外していたことです。大臣が外すのなら……という感じで、みんな素顔で写真に収まっていました。大声で話をするわけではないので、これで感染拡大がどうとかいうものではないのでしょう。マスク警察とか言われたくないですし。それでも、やっぱり、大臣ともなると、ああいう場でどうしても顔を出して、自分を売り込みたいのかなとは思いました」

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