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不労所得&早期退職を実現する投資戦略…FIRE資産は長期・積立・分散で増やす

文=頼藤太希/マネーコンサルタント、株式会社Money&You代表取締役
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不労所得&早期退職を実現する投資戦略
「Getty Images」より

FIRE」はFinancial Independence, Retire Earlyの略語で、「経済的自立・早期リタイア」のこと。

 FIREでは、資産運用・投資による不労所得を増やすことで経済的な自立を目指すので、この資産運用・投資を堅実に行えるかどうかが鍵となります。投資なので、資産が増えるだけでなく、減ることもあります。したがって、お金が減る可能性を減らしながら、いかにお金を増やせるかがポイントです。

 今回は、FIRE資産を増やす投資戦略を考えていきたいと思います。

FIRE資産は「長期」「積立」「分散」の王道ルールで増やすのが鉄則

 FIREに必要な資産をつくるには、支出の削減と収入アップで捻出した貯蓄用資金を投資信託や株、ETFなどで運用して増やしていきます。そして、FIRE目標額を達成したら、そのお金を“4%ルール”で切り崩しながら生活をしていきます。

 そもそも、なぜ資産運用(投資)が必要なのかというと、定期預金などの安全資産は金利が低く、お金が増えないからです。

 定期預金と投資を比較すると、その差は一目瞭然。月10万円を30年間積み立てた場合、定期預金だと約3605万円ですが、年利4%で運用すると約6941万円。3000万円以上の差が生まれます。これが資産運用の力なのです。

 ただし、投資には銀行の預貯金のような元本保証がありません。つまり、資産が減る可能性もゼロではないということです。そこで取り入れてほしいのが、「長期」「積立」「分散」という投資の王道ルールです。

「長期」とは、投資期間を長く取ること。複利の効果で資産増加のスピードが加速します。「積立」とは、1回に大金を投資するのではなく毎月コツコツ積立投資すること。高値掴みを防ぐ効果が得られます。「分散」とは、投資先を分散すること。価格の変動を抑え、安定したリターンを狙うことができます。

 これらのルールを守ることで、リスクを抑えながらリターンを狙うことができます。

頼藤太希/(株)Money&You代表取締役、経済ジャーナリスト

頼藤太希/(株)Money&You代表取締役、経済ジャーナリスト

中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年にMoney&Youを創業し、現職へ。資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力すると同時に、月400万PV超の女性向けWebメディア『Mocha』や登録者1万人超のYouTube「Money&YouTV」を運営している。『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書累計100万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。

Twitter:@@yorifujitaiki

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