な〜んかしまらない”とうきょうスカイツリー駅”の名称に直撃!
それはさておき。なぜ本体の表記「東京」を崩してまで──間抜けになることは分かりきっているのに──「とうきょうスカイツリー駅」という名称にしたのだろうか。とても気になる。
そこで【東武鉄道お客様センター】に直接聞いてみた。
「とうきょうスカイツリー駅の【とうきょう】は、なぜ漢字ではなく平仮名なんですか?」
担当者 なぜ、「とうきょう」という平仮名表記になるのかということなんですが、実は「東京」と付く駅名が「東京駅」と「東京テレポート駅」の2ヶ所ございまして、それらと区別したいという理由が一点。あと一点は”分かりやすく、親しみやすくしたい”ということで、平仮名に致しました。
──なるほど。ですが「東京」の後ろに「スカイツリー」と付くので、東京駅や東京テレポート駅と区別する必要はないのでは?
担当者 「東京スカイツリー駅」でございますと、外国人のお客様でしたり、様々なお客様がいらっしゃいますので、分かりやすいように平仮名で表記しております。
──外国人だとすると、漢字・平仮名のどちらにしても分からないような気もしますし、そもそもの「東京スカイツリー」が漢字なので、漢字のままのほうが分かりやすいと思うのですが。
担当者 はい、そういったお声も頂いたりしているんですけども、我が駅に関しては分かりやすいように平仮名で表記させていただいております。
──ちなみに業平橋駅から「とうきょうスカイツリー駅」に改称するさいに、周辺住民の方から反対の声はなかったんですか?
担当者 はい、周辺の地域の町会には事前に説明を行っておりまして町全体の活性化の趣旨をご理解頂いて、反対意見は特に挙がっていません。
「分かりやくするため」との答えだが、指摘した通り「東京スカイツリー」と表記が違うので逆に分かりづらくなっている気が……。外国人観光客からしたら混乱してしまうであろう。
さらに納得がいかないのは、「東京駅や東京テレポート駅と区別するため」という──とても強引で後付けっぽい──理由である。これには驚いた。誰に向けて「区別しやすさ」を発信しているのだろうか? 日本人であれば、名前が違うのだから区別はできるし、外国人からしたらそもそも漢字が分からないので区別のしようがない。まさか「漢字は読めないが平仮名は読める子ども」をターゲットにした名称ではあるまい。釈然としない説明ばかりである。