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「マックの裏メニュー」が相乗効果的に認知度を高めた?
ちなみに16年にも実施したが、17年にも通常時間帯のハンバーガーメニュー16種にスモークベーコン、ホワイトチェダーチーズ、ガーリックチリ、トマトの4種のうち3種までのチョイスが可能な「マックの裏メニュー2」が、今回紹介しているサービスとは別に実施されていた。朝マック13種でもスモークベーコンのトッピングができ、組み合わせの数は合計583通りにものぼり、自らが注文したトッピングをSNSで紹介する利用客も多く見受けられた。
このような消費者の多様性に特化したキャンペーンが、14年から継続して行われていた「ハンバーガーに入っているピクルスやオニオンなどの具材やソース類を多め・少なめにできる」というサービスに、改めてスポットが当たったきっかけかもしれない。実際、こちらのサービスに対しても、“好きな具材を多めにしてもらえた”といった喜びの声をネットに投稿している利用客が多く見られるようになったのは、ここ1~2年の話のようである。
残念ながら、この増量・減量サービスを利用する消費者の具体的な数字は公表していないとのことだが、マクドナルドPR部は「商品に限らず、さまざまな面でお客様の店舗体験の向上につながるサービスをご提供に努めてまいります」とのコメントもしてくれた。
いずれにせよ、顧客一人ひとりが求めるニーズに応えようと打ち出されたソース類、ピクルス、オニオンなどの具材の増減サービスが、現代の多様化した食の好みを満足させていることは間違いなさそうだ。14年から大々的な宣伝をせずにスタートしたマクドナルドのサービスが少しずつ注目を集め始めたのには、“時代が追いついた”という側面があるのかもしれない。
(文=増田理穂子/A4studio)
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