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アナログレコード市場はどん底期の7.8倍に拡大
最近、AV(音響・映像)ブランドの復活が相次いでいる。パナソニックは14年に高級オーディオブランド「テクニクス」を復活。16年夏にはインドで「SANYO」ブランドを復活させた。インドでは白物家電の販売実績があり、SANYOの認知度が高いことから復活させることにしたという。JVCケンウッドは、往年の人気ブランド「ビクター」を今年6月に復活させた。
音響ブランドが相次ぎ復活したのは、若者層を中心にレコードやカセットテープなどの人気が再燃してきたことと無関係ではない。
日本レコード協会の統計によると、アナログレコードのここ10年間の市場規模は、生産数量は09年の10万2000枚、生産額は10年の1億7000万円がボトムだった。それが14年から急激に増え、16年の生産数量は79万9000枚、生産額は14億5000万円と、どん底の時に比べてそれぞれ7.8倍、8.5倍に伸びた。
それを受けて、ソニーとパナソニックがそれぞれアナログレコードプレーヤーを発売した。音響ブランドの復活は、アナログレコードの人気にあやかろうとする動きだ。
オジサン世代の人気ブランドが、若い世代に受け入れられ定着するか、けだし見ものである。
(文=編集部)
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