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ゲームセンターは同社の稼ぎ頭だ。17年3月期の全体の売上高に占める割合は46.2%にもなる。クレーンゲームやメダルゲーム、アーケードゲームにおいて最新機種の投入や機種のバージョンアップを積極的に行うなどしてリピーターの確保に努めている。条例改正により16年6月から保護者同伴で16歳未満の子供が最大午後10時までゲームセンターで遊べるようになったことも追い風となっている。
カラオケでは、人気アイドルとコラボするなどして差別化を図っている。また、65インチの大型モニターや2画面のモニター、100インチ超の映像を映し出せるプロジェクタールームを導入するなどハード面も充実させている。
スポッチャはさまざまなスポーツやアミューズメントを時間内であれば好きなだけ楽しむことができる複合施設だ。パターゴルフやフットサル、ローラースケート、太鼓ゲームなど多彩なアクティビティを楽しむことができる。
こうした体験型のサービスが時代の流れにマッチしてきている。そして、その流れに主要ターゲット層である若者の所得の増加という要素が加わり、ラウンドワンの追い風となっているのだ。この流れはラウンドワンの予想すら超えているようで、同社は先月に18年3月期の業績見通しの上方修正を発表し、売上高は前回予測より1.8%高い938億円(前年同期比7.0%増)、営業利益は13.0%高い81億円(同21.3%増)としている。業績のV字回復が鮮明となっている。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)
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