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なぜ天下一品のラーメン食べると決まって下痢になる人も?その意外な理由を検証

文=Business Journal編集部、協力=江間正和/東京未来倶楽部(株)代表
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天下一品のHPより

「こってり系ラーメン」を売りに多くの根強いファンを抱えるラーメンチェーン「天下一品」。数あるメニューのなかでも一番人気なのが、鶏がらと十数種類の野菜を使用して丸一日炊き上げたスープのラーメン「天下一品 こってり」だが、一部ネット上では「食べると決まってお腹を下す」という声が拡散され、その理由をめぐってさまざまな見方があがっているようだ。

 全国に224店舗を展開中(3月24日時点)の天下一品は、昭和46年(1971年)に創業者の木村勉氏が京都で始めたラーメンの屋台が発祥。2021年には創業50年を迎え、現在は年商約200億円の一大チェーンに成長した。そんな天下一品の代名詞といえるのが、木村勉氏が3年9カ月もの歳月をかけて完成させたというスープを使用するラーメン。現在、「野郎ラーメン」や「ラーメン二郎」など「こってり系」の店は珍しくないが、天下一品はHP上で「半世紀も前にこの『こってり』というジャンルを創造した木村勉は、食文化に金字塔を打ち立てたと言っても過言ではありません」と謳っている。

 ちなみに天下一品のラーメンメニューとしては「こってり」のほかにも、「あっさり」や、こってりとあっさりの中間味である「屋台の味」、北海道の赤味噌と愛知県の豆味噌』をブレンドした濃厚味噌を鶏白湯スープと融合させた「味噌ラーメン」もある。このほか、サイドメニューとして「ギョーザ」や「チャーハン」、さらには「デミカツ丼」「明太子丼」「鶏山椒丼」といったユニークなメニューもそろっている。

 そんな天下一品のラーメンをめぐって、前述のとおり一部の人々から「食べるとお腹を下す」という声も。SNS上には以下のような声がみられる。

<トイレと友達になる覚悟をしないと食えん>

<天下一品のどろどろスープが合わんみたい>

<ワイだけじゃなくて安心した>

<天一も二郎もないけど一蘭だけは確実に腹下してる>

一番の原因は油?

 なぜ天下一品のラーメンで、一部の人にこうした体調の変化が起こるのだろうか。自身でも飲食店経営を手掛ける飲食プロデューサーで東京未来倶楽部(株)代表の江間正和氏はいう。

「二郎系や天下一品でお腹を下す人は少なくないですが、これらのお店のラーメンは大量の油が特徴なので、原因は油にあると思います。消化不良、つまり腸内に入った食べ物や水分が吸収されにくい状況が引き起こされていると考えられます。化学調味料という可能性もありますが、化学調味料は飲食店ではラーメン以外の料理でも結構な頻度で使われており、一番の原因ではないと思います。ただし、化学調味料に敏感な人のなかには、舌がピリピリしたり、肌に異変が出る人もおり、原因のひとつとしては残されると思います。

 私は二郎系や天下一品のような油たっぷりのラーメンを食べるとお腹を壊すことが多く、意識的にスープを飲み干さないようにしています。スープには栄養分がたっぷりあり、お店の特徴や努力も詰まっているので、以前はスープを残すことに抵抗感があり、お店への敬意として全部飲み干していましたが、自分の胃腸を労り、今では残すようになりました」

 では、チェーンなど飲食店サイドが、一部のお客が下痢になるという声を受けて、そうならないように原材料や製法の見直しなどの対策を講じることはあるのだろうか。

「一般的には、あまりないでしょう。特に人気店や味が確立されているお店、こだわりの強いお店、商品に特徴があるお店の場合は、なおさらです。二郎系や天下一品は油や濃厚さが多くのお客さんに支持され、その結果として多店舗展開=チェーン化できたので、自分たちのスタイルを曲げることはないでしょう。

 商売は、すべてのお客さんに受け入れられなくても、一定数のコアなファンに支持されれば成り立つので、二郎系や天下一品は『お腹が弱い人はお腹を壊すくらいのパンチがあるスープ』で突き進むほうがいいとも思います。それがそのお店の特徴であり、強みでもありますから。一方、消費者のほうには、油が多いラーメンを避けたり、スープを残したりする選択肢もあります」

(文=Business Journal編集部、協力=江間正和/東京未来倶楽部(株)代表)

江間正和/飲食プロデューサー、東京未来倶楽部(株)代表

江間正和/飲食プロデューサー、東京未来倶楽部(株)代表

東京未来倶楽部(株)代表
5年間大手信託銀行のファンドマネージャーとして勤務後、1998年独立。14年間、夜は直営店(新宿20坪30席)ダイニングバーの現場に出続けながら、昼間、プロデューサー・コンサル業。コンサル先の増加と好業績先の次の展開のため、2012年5月からプロデューサー・コンサル業に専念。
「数字(経営者側)と現場(スタッフ・オペレーション)の融合」「各種アイデア・提案」が得意。また、現場とのメニュー開発等、自称<「実践」料理研究家>。
・著書:『ランチは儲からない、飲み放題は儲かる』『とりあえず生!が儲かるワケ』『ド素人OLが飲食店を開業しちゃダメですか?』

Instagram:@masakazuema

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