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松本大(マネックス証券代表取締役社長CEO)

マネックス証券松本大CEO、もっと大きく報じなきゃ!と訴えたい4本

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証券口座数、預かり資産は業界トップレベルを誇り、「オンライン証券・サイトの使いやすさランキング第1位」(ゴメス・コンサルティング調べ)であるネット証券のパイオニア・マネックス証券創業者であり、現在CEOを務める松本大氏。そんな松本氏が、南極のペンギンから、「夕刊フジ」とCIAの関係まで、メディアの片隅で密かに報じられるあれこれを通じて、日本、そして世界の変動を読み解くための記事を紹介。

ビルの高層化、中国の躍進 – 朝日新聞DIGITAL(4月15日)

 2011年、世界で完成した、200メートル以上ある高層ビルの高さの総計は2万1642メートル。そのうち、5790メートルが中国で、実に4分の1を超えるという記事。世界中の地表における、大型ビル”垂直成長”の4分の1が中国というわけだが、”水平成長”も恐らく中国が最大と思われ、中国の成長を数字でもって圧倒的に知らされる。唖然呆然脱帽。

南極の皇帝ペンギン、科学者の想定より2倍近く多いことが判明 – ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(5月21日)

 衛星画像による検証で、南極の皇帝ペンギンの数が、従来考えられていたものより2倍も多いという記事。従来の計測手法が書かれていないのが残念ではあるが、写真と共に微笑ましい雰囲気を漂わせる記事。しかし、自然に対する科学者の理解などこの程度のものであり、いわゆる温暖化の議論もはなはだ怪しいのではないか? と思わずにはいられなくなる。

中国”失脚大物”薄煕来氏を独占インタビュー!初めて明かされる真実 – ZAKZAK(5月11日)

 こんな記事がポロッと出てくるところが「ZAKZAK」(産経デジタル)、「夕刊フジ」(産経新聞社)の面白いところ。私の父親は私が小学生の頃に、「夕刊フジの記事にはCIAがかかわっている」と力説し毎日読んでいたが、本当は何を読んでいたのだろう。しかし、そのような俗説をまことしやかに聞こえさせてしまう、「ZAKZAK」の「ZAKZAK」らしい真骨頂がうかがえる記事。

大手銀行が法人税納付へ 13年3月期 – 47NEWS(5月11日)

 大手銀行は過去10数年にわたり法人税を払ってこなかったが、今年から数行が納税再開するという記事。前段は既知の事実であるせいか、ほとんどのメディアで取り上げられなかった。もっと取り上げて下さい! 税金を払うことは社会の構成員の義務であり、誇りであり、その逆もまた真である。納税意識の問題、銀行の力など、日本の特殊な性質の片鱗がにおう。

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●松本大(まつもと・おおき)
:マネックス証券代表取締役社長CEO
 1987年東京大学法学部卒業。ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に入社。同社のゼネラルパートナー、東京支社の為替・債券部門の共同責任者となる。1999年4月に株式会社マネックス(旧マネックス証券株式会社)を設立、2004年8月には日興ビーンズ証券株式会社との経営統合により、マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社が発足、代表取締役社長CEOとなる。現在、マネックスグループ代表取締役会長兼社長CEOおよびマネックス証券代表取締役社長CEO。株式会社東京証券取引所グループ社外取締役なども務める。

BusinessJournal編集部

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