松本大「尖閣上陸中国人が自国旗を燃した!?にみるネットの可能性」
9月19日付日経新聞より。
尖閣諸島上陸の中国人活動家が中国国旗を燃やしていたことが判明/中国人「えっ?」 – ロケットニュース24(8月20日)
先日尖閣諸島に上陸し、中国国旗を立てた香港の活動家。実は一年前に、香港で中国国旗を燃やすパフォーマンスをしていたという事実。当時の画像を香港のネットユーザーが投稿して明らかになったとのこと。要は、単なる活動のための活動家だった模様。中国においては、さすがに本件については微妙な空気が流れているらしい。このオチもなかなか面白いのだが、この展開はネット社会でこそ起きたことだと思われます。
過去の画像が簡単に検索・閲覧でき、それをさらにネット上に無数に拡散することができる。インターネットがいかに社会の動きに新たな影響を与えているかを、如実に語っていると思う。当然ながらこの手のニュースは、ネットに限ります。ネットサーフィンの楽しみですね。
「フォードGT40」、8.7億円で落札-米国製の過去最高値 – Bloomberg.co.jp(8月20日)
実は私、たまたまこの車(同じ種類ではなくこの個体)を、現地で落札の2日前に見掛けているのです。このようなオークションがあることも知らず、まさに偶然立ち寄った町で、たまたま通りを歩いていたらこの車が通っていき、凄いなぁーと思っていたらこのニュース。奇遇です。しかし、それがこのニュースを選んだ本当の理由ではありません。アメリカも今は不景気。いわゆる“投資”の世界もパッとしません。
しかし、米国製のクラシックカーに対して歴史上最高の落札価格がついたということは、カネが金融資産ではなく実物資産に向かっていることを端的に表していると思われます。世界でも日本でも、多額のカネが金(ゴールド)に向かっています。金(ゴールド)にとどまらず、クラシックカーにも行ってしまう。
世界中の金融緩和政策によってカネがじゃぶじゃぶに余る中で、しかしそれは金融資産には行かない。国の財政や金融システムに対する、そこはかとない不安もあるのでしょう。素直に楽しめない、ちょっと暗い影の側面のあるニュースだと思います。
20カ国に中国出身選手、国際卓球連盟会長憂慮 – YOMIURI ONLINE(8月8日)
卓球はイギリスが発祥の地との説が有力。そもそも有名なスポーツの多くは、メイド・イン・イギリスです。そのイギリス・ロンドンで開かれた今年のオリンピック。いろいろな物議も生まれました。
オリンピックはスポーツの祭典なのか?
国のために戦うのか?
微妙な論点も多くあります。しかし、青少年に夢とか潔さを伝えるキャパシティは大切にしてほしいと思います。