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高畑充希の芝居が素晴らしい
この『同期のサクラ』、初回こそ視聴率8.1%だったが、徐々に数字を上げ11月20日放送の第7話では12.2%を記録。こうした世間の評価を、あるテレビ局のプロデューサーは次のように分析する。
「ネットで『胸アツで泣ける』と評判になると数字が上がるのはたまにあることですが、それ以上に、高畑さんのお芝居が素晴らしい。ほぼまばたきをしないことで無表情の演技を的確にやり遂げつつ、たまに感情を出すときは絶妙な加減で表情を露わにする。ベースがかわいらしい顔なので、とても愛らしく見えるんです。
また、報われない不幸なヒロイン像がとにかくよく似合う。同期の仲間だけでなく、視聴者も彼女の報われなさがほうっておけなくなるというか(笑)。だから、評判を聞いて初めてドラマを見た視聴者が、継続して観たくなるのでしょう。脚本もいいですけど、高畑さんの芝居で数字が上がっていると僕は思います。こういうキャラ立ちした役をやらせると、今のエンタメ界では彼女の右に出る者はいないと思いますね」
第7話で最愛の祖父が死に、離島に橋を架けるという夢も潰えてしまったサクラ。不幸のどん底にいるサクラがどのように立ち上がるのか、それともさらなる試練が彼女を襲うのか。特番で1週休止となり視聴者の“サクラロス”の思いもつのっているなか、12月4日の第8話のオンエアが期待されるところだ。
(文=藤原三星)
藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara>
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