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『海月姫』3話で視聴率5%台突入…もはや内容に関係なく「月9は見ない」状態に

文=絢友ヨシカ/ライター
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 天水館に住むオタク女子がガチャガチャしていた前回までの放送とは一転し、主要人物が限られてきたことでスッキリとした仕上がりとなった第3話。ただ、内容やキャスティングがどうのこうのという以前に、今の『海月姫』には“月9をみる人がいない”という問題が突き付けられている。“月9離れ”については、ここ数年フジが抱えている問題だが、もう「旬の女優・俳優を使う」とか「話題作をドラマ化」とかそういう次元での回復は不可能なところまできている状態。それは、視聴者の声と視聴率がまったく比例していないことからも明らかだ。つまり、現状ではいくらおもしろいドラマをつくったところで、月9をみる人の母数が圧倒的に少ないのだ。

 2クール前の『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』は高視聴率を記録したが、それはすでに月9全盛期に成功したシリーズだったからにほかならない。しかも『海月姫』においては、先に実写化された映画版の焼き増し。2時間弱の物語をドラマ版に引き伸ばしているだけのため、いくらでも短縮可能だ。ドラマの高評価が口コミで広がればここから回復の可能性もあるのだが、やはり難しいところだろう。このままいけば、視聴率4%台突入も現実味を帯びてくる。ともすれば、その前に早期打ち切りも視野に入ってくるはず。

 ドツボにハマったフジ。いかにして『海月姫』の視聴率を立て直していくつもりなのだろうか。
(文=絢友ヨシカ/ライター)

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