ビジネスジャーナル > エンタメニュース > Jリーガー、月給10万円以下も  > 2ページ目
NEW

Jリーガーたちの過酷な実情 年俸下限なしで月給10万円以下も、平均引退年齢25歳…

【この記事のキーワード】, ,

 私たちは、選手たちに対し、大学卒業後の進路として必ずしもJリーガーを勧めません。その代わり、日本最高峰のアマチュアサッカーリーグ、JFLという道も提案します。JFLのチームに入ったほうが、Jリーガーになるより収入面で恵まれることも多く、保証もある。もちろん、好条件を提案されればJリーグを勧めますが、現実はそうではない。Jリーグが声をかけてくる選手なら、JFLのチームに話をすれば、JFLも条件を提示してくれる。両方の条件を見せて、将来的な話を選手にします。けれど、選手たちは、過酷な契約条件でも、やはりJリーガーを目指しますね」

 選手たちのサッカーへの思いが、皮肉なことにも過酷な労働環境を助長してしまっている。「J3が最たる例だ」とサッカー関係者たちは口を揃える。

 ちなみにJリーグには、無報酬のアマチュア契約も存在する。これは11年に、水戸ホーリーホックが鈴木隆行と結んだことで話題になったが、同クラブの懐事情を知っている鈴木が、自ら申し出た契約である。

 元日本代表選手は、現役続行を希望していたが、「あるJ2クラブから提示された金額が月で10万円程度だった。それを見て『これが俺の価値か。潮時だな』と引退を決めました」と語ってくれた。Jリーガーには夢がある。その半面、それ以上に過酷な現実があることも忘れてはいけない。
(文=石井紘人/@FBRJ_JP)

BusinessJournal編集部

Business Journal

企業・業界・経済・IT・社会・政治・マネー・ヘルスライフ・キャリア・エンタメなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

Twitter: @biz_journal

Facebook: @biz.journal.cyzo

Instagram: @businessjournal3

ニュースサイト「Business Journal」

Jリーガーたちの過酷な実情 年俸下限なしで月給10万円以下も、平均引退年齢25歳…のページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!