ポテトサラダは老若男女問わず人気のメニューですが、少し趣向を凝らして、こんな大人っぽいポテトサラダはいかがでしょうか。主な材料は3つだけというシンプルな料理ですが、おかずはもちろん、お酒のおつまみにも最適です。
【材料(2~3人分)】
・じゃがいも…3個(450グラム)
・玉ねぎ…1/8個
・塩…小さじ1/3
・調味料A(塩、粗挽き黒胡椒、各少々)
・マヨネーズ…大さじ2
・にんにく…1個
・バター…15グラム
・しょうゆ…小さじ2
【つくり方】
(1)玉ねぎを薄切りにして塩をまぶし、10分ほど置く。
(2)じゃがいもは皮も食べるのできれいに洗い、ラップに包んで電子レンジ(600W)で4分、上下を返して竹串がすっと通るまで、さらに3分ほど加熱する。ラップに包む際は、濡れたまま1個ずつ包むと、ふっくらと仕上がる。レンジに材料を入れる時は、中心より外に置くと、ムラなく加熱される。
(3)熱いうちにラップをはがして、フォークで粗めにつぶす。熱いうちにはがすことで、余分な水分が蒸発するため、ホクホクに仕上がる。ここで、皮が苦手な人は取り除いてもOK。調味料Aを振ってよく混ぜる。
(4)手をかざしてほんのりあたたかみが伝わるくらいまで冷めたら、マヨネーズを混ぜ、(1)の水分を絞って加える。熱いうちにマヨネーズを入れると、分離して油っぽくなってしまうので注意。
(5)にんにくを薄切りにしてバターで薄茶色になるまで弱火で2~3分炒め、ペーパーの上に取り出す。残ったバターにしょうゆを入れて、(4)に加える。にんにくは、油を切って取り出すとパリッと仕上がる。
(6)(5)を盛り付けてにんにくを散らし、お好みで黒胡椒を振って完成。
ポテトサラダに向いているじゃがいもは、ホクホクした「男爵芋」ですが、最近はさまざまな種類があるので、いろいろと試してみるのも楽しいでしょう。
「きたあかり」や「インカのめざめ」などは濃い黄色で、栗に似た甘みがあります。写真のきたあかりは、男爵芋と「ツニカ」という品種の掛け合わせで、“栗じゃがいも”と呼ばれるほど甘いのが特徴です。
「甘いのは苦手」という人は、同量の長芋に替えるのもおすすめです。皮をむいて4~5センチにぶつ切りにし、じゃがいもと同じように柔らかくなるまでレンジで加熱します。仕上がりは、ねっとりするのにさっぱりという不思議な感覚で、何も言わずに出したら長芋だとわからないかもしれません。
こんな、ちょっと大人のポテトサラダ、ぜひお試しください。
(文=重信初江/料理研究家)