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森由香子「間違いだらけの食」

そのヨーグルトの食べ方、健康効果なし?妊婦の腸内細菌数、胎児の脳発達に多大な影響

文=森由香子/管理栄養士

効果的なヨーグルトの食べ方

 また、腸内細菌の種類によって、以下のようにカラダに働く効果が異なることも判明しています。

ビフィズス菌…便通を整える、免疫力の強化、感染症の予防
・KW乳酸菌…花粉症やアトピー性疾患などのアレルギー症状の緩和、免疫力の強化、感染症の予防
・LG21乳酸菌…胃内で作用を発揮しピロリ菌から胃を守る、整腸作用
・ラブレ菌…免疫力の強化、腸内環境を整え、コレステロールの低下作用

 このように腸内細菌の種類によって特徴があります。

 コンビニエンスストアやスーパーマーケットへいくと、たくさんの種類のヨーグルトが陳列されています。その一つひとつをみると、ヨーグルトにふくまれる善玉菌が異なります。つまり、各商品に含まれる菌が異なるため、ヨーグルトによって期待できる効果が異なるということになります。

 では、あなたがヨーグルトを選ぶとき、いつも何を基準にしているでしょうか。腸内環境は、年齢、食事の内容、体調などによって変化すると前述しました。もしかすると、そのいつものヨーグルトが、あなたが期待しているほど効果的に働いていない場合があるかもしれません。

 そのため、特定のヨーグルトばかり毎日食べるのではなく、平均的にいろいろなヨーグルトを食べて多種の腸内細菌を日替わりで取り入れ、腸内環境のバランスを整えていくことが無難といえるでしょう。

 バラエティに富んだ乳酸菌(善玉菌)を取り入れて、腸内環境のバランスを整えましょう。
(文=森由香子/管理栄養士)

森由香子/管理栄養士

森由香子/管理栄養士

東京農業大学農学部栄養学科卒業。大妻女子大学大学院(人間文化研究科 人間生活科学専攻)修士課程修了。 クリニックにて栄養指導、食事記録の栄養分析、食事管理業務に従事。フランス料理の三國清三シェフととともに病院食や院内レストランのメニュー開発、料理本制作の経験をもつ。管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士の立場から食事からのアンチエイジングを提唱している。「老けない人は何を食べているのか」「病気にならない人は何を食べているのか」「体にいい『食べ合わせ』」「太らない人の賢い食べ方」「老けない人の献立レシピ」など著書多数

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