2月1日の「AFPBB News」などの報道によると、2月9日に開幕する平昌オリンピックで配布されるコンドームの数が冬季五輪史上最多の11万個であることが判明したという。参加選手数(2925人)で割ると1人当たり37.6個の計算になり、この数字にインターネット上でさまざまな反応が上がっている。
平昌五輪の開会式は2月9日に行われるが、前日の8日からカーリングやスキージャンプなどの競技は始まる。そのため、開催期間は25日の閉会式まで実質18日間だ。期間から考えても、人数から考えても「多すぎるんじゃないの……」「11万個ってすごい数だな」と驚きの声が多い。
ちなみに、このコンドームは選手だけがもらえるというわけではなく、メディア関係者なども手に入れることができるという。
なかには「なんの大会だよ!」「五輪ってセックスの祭典なの?」「普通にワンナイト的な選手同士のセックスがあるのかな」と邪推する声も多いが、ほかに「今回配られるコンドームは安全なのか」という疑問も浮上している。
韓国のコンドームメーカーが10万個を提供することが発表されており、これに対して「穴あいてそう」「品質が心配」などの声が上がっているのだ。さらに、「東京五輪ではオカモトの最新版が登場するのかな」「サガミとオカモトがあるから東京五輪は安心だな」という声もちらほら見受けられる。
ちなみに、2016年のリオデジャネイロ五輪では、今回の4倍以上となる45万個のコンドームが配布されている。メーカーは明らかになっていないが、避妊具への関心が高まったことで、開催時期には日本メーカーのオカモトの株価が高値を記録したとも報じられた。
リオ五輪にカンボジア代表として出場した猫ひろしも、自身のツイッターで「本当に配られてた」と配布機らしき写真を投稿し、「都市伝説じゃなかったんだ」と話題になった。
「なんか気持ち悪い慣習だな」という声も上がっているが、五輪でコンドームが配布されるのは「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染予防」などのためといわれており、リオ五輪では当時流行していた「ジカ熱(ジカウイルス感染症)」の拡散防止も理由のひとつとされていた。
一方で、ネット上の声を見る限り、トップアスリート同士の“交流”に夢を見る人も少なくないようだ。
(文=編集部)