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だが、実際に利き茶に挑戦してみると、これがとんでもない難易度で、とても合コンのノリでは歯がたたない。味の違いがあることは辛うじてわかるものの、静岡茶なのか宇治茶なのか、それとも八女茶なのか、全く見当すらつかなかった。集結した名うてのお茶マニアたちも苦戦しているらしく、いれたてのお茶をなん回も飲み直し、渋い顔をしながら、ああでもないこうでもないと、かんかんがくがくの議論を展開。「全部当てるまで帰れない」という、某テレビ番組を彷彿とさせるルールが設定されており、マニアたちの顔にも焦りの色が浮かぶ……。
悪戦苦闘する参加者たち
それでも、1時間ほどすると、全問正解するチームが続出するから、その実力には舌を巻くばかりだ。全問正解したチームは、眼光鋭いマニアの視線から、和やかな笑顔に様変わり。そんなギャップも、男女の交流を促進させる理由のひとつなのかもしれない。茂木は「お茶の心得は『一期一会』。この場での出会いを大切にしてほしい」と呼びかけ、さらに交流を促進。さながら、異業種交流会のように、参加者はチームを横断して名刺交換を始めた。ビジネスに、プライベートにと、お茶をきっかけに新たな出会いが続々と誕生する。
名刺交換をするなど交流を深める参加者たち
日本茶アーティストとして、茂木の目標は「お茶フェチを増やす」こと。「ゆくゆくは『急須ボーイ』『急須ガール』なんていう言葉が浸透してほしいですね」と、その野望は果てしない。イベントのほかにも、グッズのプロデュースや、各地でお茶のワークショップなどを行いながら、茂木は目標に一歩ずつ近づいているようだ。
好評が好評を呼び、早くも11月には第3回目が開催されることも決定した「利き茶NIGHTコン」。もしや、お茶マニアたちが市民権を得る日も近い……のか?
(文=編集部)
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